「週刊釣りニュース」投稿ボツ・皆瀬川のビックなヤマメ
なんとまあ古い「週刊釣りニュース」の新聞。上の画像は、ボツになったのでその皆瀬川の記事ではありません。※「つり人生」のコーナーに、載せてもらえると思った自信作だったのに・・・・・。雄物川水系「皆瀬川」(秋田県)でのヤマメ釣り。今でも夢か現実だったのか分からない。その皆瀬川でのヤマメ釣りを紹介したくなり、「週刊釣りニュース」絡みで思い出してみます。
岩手県一関の妻の実家から、厳美渓を過ぎ、須川温泉を超えると秋田県。小安峡温泉が見えてくるちょっと前で、車を止める。使われていなそうな林道を歩いていった。川原まで降りていけそうな場所を見つけ、やっと深い渓にたどり着いた。今まで釣ったこともない大きな渓流だ。川原から対岸の山肌を見上げていく。大水の時は、あんな上まで水が流れるんだと分かり、ちょっと怖くなった。真夏の深くて大きな渓流の広い河原に、私しかいない。
ミミズをつけ川に一投した途端、黒い影が走って来た。抜けない。ドキドキしながら川原にズルズルと引き上げた。尺までいかないが、大きなヤマメだ。淵、川のヨレタ所、大石のある所、いそうな所で、必ず食ってくる。食ってくるのは全て大物。一瞬で切られ中に空しくミチイトだけが舞う。バレタと思いハリを見るとハリが折られていた。それでも28センチ級のヤマメが8尾あがり、ビクは重かった。
次の日も皆瀬川に向かった。マス針ハリス1号。使って事もないゴツイ仕掛けも買った。どんな大物でも来いと言う覚悟で、ミミズを付け振り込んだ。反応がない。昨日あれだけ食いついてきたヤマメ。仕掛けを昨日と同じ細い物に変えても、川虫はどうかと、餌を変えてもだめ。昨日あんなに騒がしかった川が、今日は静まりかえっていた。夢か現実かわからない皆瀬川の釣りだった。※ボツの原稿を思い出しては、ここまです。
この夢のような釣り後も、妻の実家に帰った時、何度か幻の皆瀬川に行った。大漁は無いけど、逃がした大イワナがいる。川幅50メートル以上ありそうなチャラ瀬。その真ん中に大石がぽつんと一つあった。気になる。アユ釣りじゃないが、立ちこんで行って、その石の裏にミミズをそっと投入した。根掛りと思った瞬間、動き出した。「デゲエ!(伊藤稔さんの真似)」。右に動いたり左に行ったりの繰り返しで、上がらない。川の真ん中での立ちこみ釣りなので、ズルズルも引けない。弓なりになった竿を高々と上げることにした。ビール瓶みたいなイワナが姿を見せた。タモはなし、そのまま持ってビクに納めようとしたが、握りきれない。空中に浮かしたまま岸に戻る。それしかなかった。着地まであと1メートルの所で、ハリスが切れた。
こんな川が「皆瀬川」でしたが、去年訪れビックリ。小安峡温泉付近から川を見たのですが、川が変わった?さらに下流も見てきたのでが、一言で言うと惹かれない。川にオーラがない。小安より上流は何度か歩いた林道が、どこかも分からない程使われなくっていました。
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