「ライトビシ仕掛け」ボートの一押しアジ釣り仕掛け紹介
三浦半島大津港のボート釣り常連さんの、多くが使っている「ビシ仕掛け」。アジ釣りと言えば「サビキ」と思っている人。「ビシ釣り」を始めたけど、イマイチ釣果が上がらない人。そんな人向きの一押しの「ライトビシ仕掛け」を紹介します。
どんなビシがベストなのか、一押しは?
上の画像の「サニーちびライト」です。コマセを撒く量も調整できオモリも一体で、使い勝手が良い。ちょっと価格が高いのが残念。根掛かりした時、「ビシから先の仕掛けは切れてもいいが、サニーちびライトだけは回収できますように」と祈ります。大津の海では潮の流れが穏やかなので、「サニーちびライト30号」でちょうどいい重さです。
これも一押しのビシです
「ヤマシタ・ライトビシアミ30号」です。「サニーちびライト」より格安です。安売りで千円弱で買える事もあります。「アミ用」と「ミンチ(いわし)用」があるので、注意して買ってください。アミコマセを使う人は、もちろん「アミ用」を買います。(※ドバドバ撒きたいのなら、「ミンチ用」もアリかも?)「ヤマシタ・ライトビシ」は使い勝手も良く錆びない。海に落としたりしない限り一生物です。「サニーちびライト」か「ヤマシタ・ライトビシ」か迷います。どちらも一押しです。
天秤一押しは「ヤマシタ・ライト天秤」
安い(リーズナブル?)。使い勝手も良い。もっと高価でよい天秤は有るんでしょうが、根掛かりで失ってもがっかりしない。B級釣り名人、一押しの天秤です。「ヤマシタ・ライト天秤」です。
「ビシ釣り仕掛け」市販の物でもよいが、出来れば自作で!
市販の「アジビシ仕掛け」を買ってもよい。でも高いし、針は定番の「ムツ針」ではな、「チヌ針」にしたい。そうなると自分で作るしかない・・・不器用な私でも作れる方法です。
- 針はアジ、その他何が釣れても良いように「ハヤブサ・チヌ金4号」。
針38本入りで安い。付けエサに「オキアミ」を使用する事が多いので、そのオキアミが付け易い。70cmオーバーのワラサにも耐えた程の丈夫な針。※「ムツ針」も何度か使ったが、オキアミが付け難く大物が掛かると折れる。
- ハリスは、さまざまな物を使用します。安いと言う理由で「銀燐3号(ナイロン)」が一番多い。「ジョイナー2号(フロロ)」も「週刊つりニュース」掲載の記念品でもらったので使っています。基本は3号で安い糸です。※2号も使った時もありましたが、大物が掛かった時切られるので3号がベターかと?
- クッションゴム。30cm(1.5m)を使用しています。アジを釣るのにクッションゴムなど、無いほうが良いと言うA級アジ釣り名人もいます。B級名人(釣キチ先生)としては、絡み防止と大物が掛かった時を考え、クッションゴムを使っています。
- ハリスの長さは、クッションゴムも含めて2メートル程になるように作る。
- 針数は、「2本針」。※「針3針」も試しましたが、絡まったり手返しが遅くなったり等の理由から、「2本針」がベストかと?。
「ビシ仕掛け」の作り方
インターネットで載っているようで、載ってないので自己流ですが「ビシ仕掛け」の作り方を紹介します。
- 「外掛け結び」でハリスを針に巻く
- 見やすいように赤い針と黄色い糸を使っていますが、実際は使いたい針と糸で巻く。このような針と糸の状態で左の親指と人差し指で持ちます。
- 上の画像のように持ち。長いライン側は、股の下でしっかりと押さえ、「ピンと張っておく」事がポイント。
- 短い方の糸を6~8回程、針のミミに向かって巻きつけていく。※股で押さえた糸は、ぴんと張ったまま。
- 上の画像のように右手に持ち替え(※股で押さえた糸は、ぴんと張ったまま)輪の中に短い糸を通す。後は、両方の糸を引っ張り絞めていく。(※絞めたらもうピンと張っている必要はありません)そして余分にはみ出た糸を切る。張っていた長い糸を、必要な長さに応じて切る。
- この「外掛け」で以下の2つのパーツを作る。①ハリス全長1.8m※繋ぎ部チチワ ②枝ス30cm(仕上がり時は、25cm程になる)
- 上の画像は、①の「ハリス全長1.8m」の真ん中で「チチワ」を作り、そのチチワの中に、②の「枝ス30cm」を通した所です。
- 後は好きな方法で、このチチワに結んで下さい。※シンプルですっぽ抜けない結び方。「枝スの八の字結び」でする事もありますが、「チチワ」の方が簡単で、枝スが絡みにくい気がします。
完成品・金チヌ4号・ハリス(フロロ)2号の自作ビシ仕掛け
- この仕掛けが2組あれば、ビシ仕掛けは一日OK。根掛かりで失ったらボートに揺られながら、また自作「ビシ仕掛け」を作る。
- 上の画像の白い糸巻きは、「トレー」です。スーパーで買った刺身の下に敷かれている容器。優れ物です。価格0円。アジの「サビキ仕掛け」を保管する時も便利。作り方は画像の通り。何箇所か切り込みを入れて置くと、巻き終わり部分が仕舞いやすい。
最後に一言
釣具店でお金を出せば、自分で作らなくても全て簡単にそろいます。針や糸を作る事は出来ませんが、もっと安くと考えると、もっと安くすみます。一回で使い捨てした「サビキ仕掛け(安売り105円)」でも、針が錆びるまで何度か使えます。ボート店に行ったら常連さんの釣り道具はチェック。それぞれ色々工夫した品があり、今後の釣りに役に立ちます。
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