レンギョウ、ユキヤナギが咲いたらヤマメが活動開始
3月1日。「フキノトウ」がようやく芽を出す頃。ほとんどの渓流が解禁となる日です。成魚放流のない名栗川でも、解禁日を待ちわびた釣り人で賑やかになります。成魚放流された有名河川は場所取りで、管理ニジマス釣り場みたいです。
「北の僻地・名栗」。B級釣り名人は「クレマチスが咲いたら、コタツをしまおう」と言います。妻は「ゴールデン・ウイークに入ったら」と言います。(不思議に毎年ほとんど同じ頃!)。「ほらやっぱ、クレマチスだろ」と言うと、「もう、ゴールデンウイークでしょ」と言い返される。
前置きが長くなりましたが、ヤマメの活動と花の咲く時季は、多いに関係があります。覚えておくと釣りの目安になります。3月初旬のまだ梅しか咲いてない頃、名栗川に来て「なんだ。名栗川には、ヤマメがいないんだ」と、ほとんどの釣り人が帰って行きます。
天然育ちのヤマメ釣りは「レンギョウ」の黄色い花が咲いたら
B級釣り名人が目安にしている花があります。「レンギョウ」です。各家のあちこちに植えられている木で、鮮やかな黄色い花が良く目立ちます。この黄色い花が咲き出したら、ヤマメの活動が開始します。※まだ瀬には出てないと思いますが、気の早いヤマメは出だすかも。
ちょうど同じ頃咲き出す「ニリン草」。大好きな花なので参考まで。
「ユキヤナギ」。これも同じ時期に咲き出します。あちこちで見られますので、見つけやすい白い花です。この花の開花を「ヤマメ活動開始」と覚えてもいいかも。「レンギョウとユキヤナギ」が、その渓の近くの民家に咲いていたらヤマメも活動開始しています。
ちなみにレンギョウ・ユキヤナギが咲いていた「小森川」の水中には?
「黒川虫」、「ヒラタ(カゲロウ)」、「鬼チョロ(キンパク)」。ヤマメが好きなエサが、数分でびっしり取れました。※「キンパク(鬼チョロ)」と言ってつり具店で、理科の標本みたいなものが高い値で売られています。買う人っているのでしょか。
実は、4月14日「小森川」に行ったのですが釣果は「川虫」と、ほうけだした「フキノトウ」のみ。言い訳になりますが、入りたいと思った場所に先行者。そしてあまりにも少なすぎる水量。
小森川の本来の渓相を見せる前にある「採石場」
しかたなく、ひかれない「採石場」周辺を釣り歩いた。初めて試した場所。川岸は灰まみれ、でも渓相はいい。川虫も多く、羽化したカゲロウが一杯飛んでいた。深い淵には小さなヤマメが数匹ユラユラ泳いでいた。釣果はなかったが、これで水量が増えれば意外といい釣りになるかも。それにしても今年の春は、あまりにも雨が少なすぎ。もっともっと雨がほしい。
小森川入り口近くでは、「ヤマブキ」も咲きかけていました!
暖かな陽だまりでは、「ヤマブキ」がちらほら咲き始めました。「山吹ヤマメ」です。川虫を一杯食べ、瀬にもでる元気なヤマメ。この時季のヤマメが栄養も十分とり、釣って気持ちが良い。春先の、まだ淵で休んでいるヤマメを無理やり釣っても、黒っぽくやせ細っていて、なんだか可愛そう。
「紫陽花ヤマメ」と命名しましょうか?
釣って面白い一押しヤマメは、梅雨直前から梅雨に入った時のヤマメ。体力十分、バリバリのヤマメです。水量があり、瀬でかけた幅広のヤマメの引きを味わったらもう、渓流釣りにどっぷりとハマリマス。※「紫陽花ヤマメ」とでも名づけましょうか?だれもそんな言葉は使いませんが。梅雨時のヤマメが、B級釣り名人としては一番好きです。
タグ:ヤマメ
いつも拝見しています。初コメントです。
私、名栗川に年10~20回ほど入渓し、今年で10年になります。
昨日行ってきました。ヤマメ6匹(10~17cm)。
暖かくなりやっと毛鉤を加え始めてくれました(テンカラです)
また毎年ごとに、浅くなってしまっているのは残念です。
今後とも拝見させていただきます。
大塚こんた様へ
ヤマメの貴重な名栗で6尾はカナリ凄いですね。(しかもテンカラで)。今年私、はヤマメまだ0尾です(さすがB級?)。
昨夜からの久しぶりの雨らしい雨。水量も増え、「エサ釣り」のチャンス到来です。今日の午後から明日が最大の狙い目です。
言われると通り、淵、深場が年々無くなり、いったいヤマメはどこに住めばいいのでしょうかね?
20年程前の話で恐縮ですが、名栗に越して来た頃。夕方の一時間ほど、有馬橋から釣りあがれば4、5匹必ず取れたヤマメ。
「この川には昔ヤマメと言う魚がすんでいた」と、ならないこと祈るばかりです。 4月19日、6時半。B級釣り名人
返信いただきありがとうございます。恐縮です。
週末(日曜)も繰り出すと思います。こもの橋から入渓です。
また拝見させていただきます。
「大塚こんた」さんへ。
今日4月19日、名栗川ヤマメ狙ってみました。水量、大分いい感じになって来ました。
(ブログに乗せましたが20cm級2尾、バラして終了)
「こもの橋」から入渓。名栗中の下の橋ですか?相当シブいというか、名栗川通ですよね。
私も一番、年間を通して入る好きな場所です。ところどころキャンプ場でメチャクチャにされましたが。
それでも、まだ名栗川の良いところがいくつか残っている。
「ヨシ(背の高い草)」が、いやに増えてきて釣りにくくなってきた。
でも、テンカラや、エサ釣りで、竿が風雅に振り込めるのがいいですよね。
※一杯釣らないでヤマメ残しておいてください(B級釣り名人)。