名栗川「山中入り」ヤマメ入食い(台風一過で水量濁り満点)!

【持ち帰ったヤマメ】 7月21日(木)。関東地方にも大雨をもたらした台風6号。名栗川本流は久しぶりに大河の流れで見ていて怖い。そこで思い出したのが、めったに入らない「山中入り(入間川釣り場案内の左上①)」。大水の時、いい釣りが出来ます。10年ほど前ですが、台風後の水量たっぷりの「山中入り」で、大きなヤマメに糸を切られました。それやこれや思い出して・・・。

本流が濁流と化した時の「山中入り」、ヤマメ好調です

【午前10時の気温17度】 これまでの猛暑が嘘のような気温です。まるで今日の名栗は、入梅した時のようです。本流の釣りにならない大水量の流れを見ながら、名郷の更に奥の「山中入り」を目指します。

【源水取り入れ口、近くに駐車】 名郷から大鳩園(キャンプ場)を過ぎ、右に入ると静かな「山中入り」です。夏の平日、ほとんど人の姿を見かけません。左の「白岩沢」にもヤマメ居ますが、ボサで釣りにくく上流がすぐ禁漁区となっている。※砕石工場もありダンプ車の往来多し。駐車もままならない。

白岩沢&山中入りの合流地点付近は道路から釣る

【いい感じの濁り】           【本日の1尾目20cm】

エサ釣りにはちょうどいい濁り具合です。ミミズで釣りたいところですが、エサは買い置きのぶどう虫。白い魚体に赤い尻びれ、紛れもなく名栗育ちのヤマメです。渓には降りずに、道路から振り込めそうな流れを見つけて釣ります。

「源水(釣り、キャンプ川遊び禁止)」この上から沢に入る

【この橋から沢に入る】 名前のない橋(橋のない川?)。奥を見ると使われていない小屋があります。ここからいつも沢に下ります。簡単に入れます。

【白泡の切れ目から】          【2尾目のヤマメ20cm】

小雨も上がってきました。画像の「奥の白泡」の中に振込み、その泡が切れる辺りでヒット。ヒレが綺麗なヤマメです。パーマークも鮮やかです。これが名栗川の「本ヤマメ(?)」。

【リリースしたヤマメ】         【&リリースしたヤマメ】

13cm~15cmサイズのヤマメ、沢山いました。「山中入り」、名栗川の最上流ですから、魚信の90%はヤマメです。たまにイワナもありますが、もうハヤはいません。

【大岩の間の深場】           【本日のビックワン22cm】

下流から上流に向かってほぼ180度で振り込みます。竿を少しずつ立てながら手元に仕掛けが自然に寄ってくるように流します(B級釣り名人の得意技)。ビックワンと言っても、このサイズが本日の最高でした。

【白泡の切れ間がねらい目】       【その切れ間でヒットしたヤマメ】

水も大分、澄んできました。白泡の真ん中に振り込み底を這うように流します。一投目、さあっと流れてしまったのでもう一回流したら、コソコソ流れて来ました。狙い通りに釣れた嬉しい一尾です。「これって、ヤマメ釣り師の喜び!」※すいません。まだ「京都地検の女の名取裕子」が、この辺に漂っています。

この堰堤のところで道に上がる

【堰堤前の橋】 もうこれ以上、沢づたいに釣り上がるのは無理な場所です。この先に大きな堰堤があります。もう一尾来そうな感じがしたのですが、ダメでした。

最後に20年前の大ヤマメに切られた場所

【堰堤上の大物の居た場所】 忘れもしません。この岩、そして向こうの流れ。20年程前、ここで掛けたんです。尺ヤマメ(orイワナ?)。中央の岩の下で掛けました。グングン上がられて、岩の陰でプッツン切られた場所です。まだヤマメ釣りデビューしたての時代。懐かしく悔しかった場所です。今日は居ませんでした。リリースサイズが1尾来ただけ・・・。ここで今日の釣りはお仕舞いです。ここまできたら終わりにしようと決めていました。ここから先の「山中入り」試したことがありません。ヤマメ、イワナ居ると思いますが、ここでいつも終わる場所です。もっともっと大水の時、この場所でヤマメが溜まっていたいたこともある、因縁の場所です。

最後に久しぶりの「山中入り」に一言、二言

  • リリースしたヤマメ(12㎝~15cm)の数のほうが多かったけど、名栗川のヤマメまだまだ健在。居ます居ます。
  • 「山中入り」最上流の小さな流れですが、釣りやすい。下草、夏でもほとんどなく涼しくて釣りやすい渓です。※天平5.3mでは長すぎて釣り難い。4.5mに縮めて、糸も竿尻より30㎝程短めにして釣りました。
  • 「山中入り」水量が増えると一変する。ヤマメどこにも居ないと思われた小さな渓が、何処にいたんだと思うくらい、出てくる。
  • 尺はもう居ないんだろうか?いえいえ、もっと水量が増えミミズで狙えば、きっと尺も居て食いつくはず。

3時間ほどの地元名栗川のヤマメ釣りでしたが、まだまだヤマメいると分かって嬉しい!釣り人少なし、ヤマメ居る居る。そんな感じがした今日の「山中入り」釣り行でした。

コメント

  1. 大塚こんた より:

    先生へ

    わぁお! 有言実行
    駐車した場所、道路わきから釣れる場所までは
    先日歩いてみてきていました。

    すこし名栗行があいているところに、名栗のヤマメの姿。
    うれしいです。

    素泊まり釣行終えたら、また行きます。名栗に

    今度は雨が待ち遠しく感じる
    こんた より

    • B級釣り名人 より:

      こんたさんへ

      >駐車した場所、道路わきから釣れる場所までは
      >先日歩いてみてきていました。

      「駐車した場所」このちょっと上から、釣り上がる。
      結構、堰堤まで距離があり楽しめます。
      ポイントは、雨です。夕立でもいいです。
      水量増えたときの「山中入り」、「一ノ瀬川」にも負けない程魅力あり。
      (一ノ瀬川、行ったことありませんが、釣り師の感です)

      大鳩園の中も釣るつもりでしたが、その下に唯一の釣り人いたので
      スルーしました。水量の増えた時の山中入り「わぁお!」です。

             夏の名栗川は目指せ上流!(B級釣り師より)

      PS 今から岩手(一関)に行きます。一週間ほどの予定です。

  2. 大塚こんた より:

    先生!(^^)!こんばんは

    神流川2泊3日 満喫してきました!
    浜平 三岐 しおじの湯 の河原に駐車。
    中の沢を中心に、やや下流や上の沢も少し見ながら、
    ひたすら沢登りと、枝と蜘蛛の巣と格闘しつつ・・・。

    魚影濃いですね。魚体もしっかりしてます。
    テンカラとエサ釣り両方で、16匹
    数年ぶりの岩魚2匹がうれしかったです。
    特に
    帰る日(今朝)早朝、目の前 北の沢の流れ入るところで
    27cm岩魚が ゆらぁりと毛鉤加えました。
    きれいなきれいな身体をしていました。

    まだまだ沢筋はありますから、これは病み付きになりそうです。

    帰りは横瀬から山伏峠越えて、通いなれた名栗を眼下に
    帰路をとりました。

    先生のブログで拝見したからこその釣行でした。
    ありがとうございました。

    岩手からの帰り道、お気を付けください。

    神流川・・はまるかも  の
    こんた より

    • B級釣り名人 より:

      こんたさんへ

      祝!神流川釣り行。
      すごいですね。やりましたね。
      中ノ沢を中心に狙う、このあたり「こんたさん」やってくれますネ。

      クモの巣と格闘、これって釣り人あまり入らない証拠。
      竿ラインにへばりつりて来るけど、
      クモの巣にもマケズ、枝にもマケズ・・・根性ですね。

      27㎝、イワナ。もう言うことなしですね。

      >先生のブログで拝見したからこその釣行でした。
      いつも丁寧に見てくれて、参考にしていただき
      ブログ作っている甲斐がありました(超嬉しいです!)。

      ※「テンカラとエサ釣り両方やって」・・読みすごすところでした。
      危ない、危ない。「エサ釣り」もやるんだ、知りませんでした。

      PS  今「気仙川釣り行」下書き始めたところです。明日には載せます。
        覗いて見てくださいね。

  3. 間違えていたらすいません。 より:

    山中入は禁漁区ではないでしょうか?少し古いのですが、私の持っている渓流釣り場ガイド09~10では禁漁区とされていました。間違えていたらすいません。

    • B級釣り名人 より:

      山中入りについて

      ご心配ありがとうございます。

      もう一度入間漁協の今年の「釣り場案内」見直しした。
      「山中入り」は禁漁区ではありません。
      左の白岩沢は「鋼管工業」より上流が禁漁区となります。

      ひょっとしたら「山中沢」?かな
      中藤川の支流で「竹寺」に行く沢。
      この「山中沢」は全川禁漁です。※名前が紛らわしいです。

      ※「山中入り」気をつける点が一つあります。
      途中に水道水取り入れ場があります。その近辺は釣り等
      禁止です。私たち名栗住民の水源です。
      それさえ気をつければ、お勧めのいい沢です。

      PS 注意深く、ブログ見てくださってありがとうございます。
         また、気がついた所あったらよろしくお願いします。

      • すいませんでした。 より:

        漁協の釣り場案内の方が正確ですよね。申し訳ありませんでした。
        年によって種沢の保護の為に禁漁区を変えたりしているのでしょうか?

        当方、てんから釣りなので、名栗川のノンビリとした里川の雰囲気が好きなのですが、中々釣れなくて悩んでます。

        色々と参考になりました。
        ありがとう御座います。

        • B級釣り名人 より:

          テンカラ釣り師さんへ

          いえいえ、とんでもない。
          渓流釣り師は無口な人が多く、コメントを頂けるのが貴重です。

          >名栗川のノンビリとした里川の雰囲気が好き
          私もその名栗川が好きで、住みだしてしまいました。

          >年によって種沢の保護の為に禁漁区を変えたりしているのでしょうか?
          入間漁協ですが、かなりアバウトと言うか
          何と言ったらいいのでしょうか?
          年により禁漁区を変える程、コマ目では無いような気がします。

          ※名栗の沢は、出来るだけ釣らないようにしています。
          沢はヤマメの住みか隠れ場で、本流にヤマメが絶えない源ですから。

          漁協のせいでは無いが、大好きな淵や瀬が道路工事やBBQ場で埋まっていく。
          名栗川からヤマメやアユが居なくなったら、さびしい限りです。

          PS 「釣りキチ先生」のブログで知り合った「こんたさん」。
          毎週、名栗川に来てヤマメをC&Rしているテンカラ師です。
          テンカラやる人、名栗では珍しいので、土日に
          テンカラ振っていたら90%「こんたさん」です。参考まで。

  4. こうたろう より:

    先生こんにちは!

    今日名栗に釣りに行ってまいりました。
    釣果はヤマメが三尾・・・
    名栗川にヤマメがいつまでもいてほしいので
    全てリリースしました!

    初めてのヤマメであわせが難しくて
    何回もばらしました・・・(泣)

    またリベンジするつもりです!

    暑いですがお互い頑張りましょう!!

    • B級釣り名人 より:

      こうたろうさんへ

      コメントくれたのに、返事が遅くてすいませんでしたね。

      >釣果はヤマメが三尾・・・

      この真夏の一番ヤマメが難しい時に、よく釣れたと思います。
      初めてとは思えません!

      >名栗川にヤマメがいつまでもいてほしいので
      >全てリリースしました!

      貴重な名栗のヤマメです。
      徐々にヤマメが増えてきたみたいなので、
      これから(来年、再来年)が楽しみです。

      リベンジしたら、また情報ください。

       名栗のヤマメを守る会副会長より

  5. ramgerover より:

    こんにちは。突然失礼します。時折貴殿のジムニーを名栗でお見かけします。山中入。いいですね♪時々すれ違います。天然のイワナもいいですし。もし出来れば、入の名を閉じて頂ければ、あの素晴らしい渓流の宝を残すことが出来るのですが?昨日渇水の中で23センチをリリースして、ちょっと感じました。生意気ながら、あのイワナは残したいと。…

    • B級釣り名人 より:

      ramgeroverさんへ

      おはようございます

      溪流のブログ記事を載せるのは、とても迷うところがあります。
      特にホームグラウンドの名栗川です。
      (小さな小さな溪流ですので・・・)
      こんな川がありますと紹介したい様な、紹介したくない様な複雑です。
      溪流記事を載せていく限り、付いてくる悩みなのかなと感じております。
      (溪流記事は、書けば書くほど自分の首を絞める所があります)

      無い頭で、色々考えながら今後もUPしていきます。
      お気づきの事がありましたら、また是非お聞かせ下さい。

       名栗川が好きで居をかまえてしまった釣りキチより

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