尺ヤマメを求め何度でも行きたい「気仙川」、2011

7月26日(火)。妻の実家一関から釣ってみたい砂鉄川、そして気仙川支流「矢作川」も無視しながら、本流の住田町を目指した。竿を出したい場所がいくもあるが、狙い場所は有住中学校付近と決めてある。その坂本川と気仙川が合流するあたりのヤマメ釣り行です。

砂鉄川も越え、矢作川も越え気仙川のヤマメ釣り核心部へ

げいび渓付近の砂鉄川】 「船下り」で知られている観光地。「げいび渓」です。アユ釣りをしている方がいました。でも、今回の狙いはヤマメ。砂鉄川はチラッと覗いてみただけ。

【気仙川支流矢作川】 以前、今回と同じように季節は夏。岩手に来た時に竿を出しましたが、芳しくなかった。いい川で竿を出したくなりますが、もっと水量がある時に釣る川だと分かった。スルーします。

【気仙川本流】 平日の気仙川。アユを釣っている方、ちらほら居るだけです。アユも試してみたいけど、今回はヤマメ釣りです。更に上流を目指します。

寒倉地区で入渓、そしてすごかった「葉山めがね橋」付近

 

【この流れできました】         【気仙川の初ヤマメ】  

「つきのき淵」のさらに上流から入渓しました。やっとと言う程でもないが、気仙川の今年の初ヤマメゲットです。川の感じはいいのですが、今一歩魚信がない。更に上流に行きたくなるのが渓流釣り師ですが、ここを諦め下流に向かう決断をする。坂本川と気仙川が合流する下を狙ってみたい。  

弁慶の足跡に駐車】          【めがね橋】          

ここから、気仙川のヤマメがすごかった。「有住中学校」のちょっと下流です。車2、3代駐車できます。

【めがね橋の大淵】 水深も凄いです。この下もトロ場が続きます。竿が結構入るのか、魚心があるけど鋭く「ピッ!」と餌(ぶどう虫)が取られて終わりです。※何度かエサだけ取られ、意地で合わせましたが、チビヤマメ2尾でした。

この「めがね橋」の流れ込みからドラマが・・・

【白泡速い流れ】           【2尾目のヤマメ】

白泡が立つ強い流れの脇からこの2尾目のヤマメが食いついてきた。ここからが気仙川の本領発揮、びっくりの連続でした。

【めがね淵上の瀬】 ビックリしました。居るべき所には、全部居ます。画像手前の深み。(バラしましたけど)そしてその奥のポイントAやB。全部、ヤマメが居ます。そしてイッキに食いついて来ました。

【3尾目のヤマメ】             【4尾目のヤマメ】

居そうな流れにエサ流せば、すぐ食いついてきます。ちょっとした深場、流れと流れの寄り集まった所。居るべき所にちゃんと居る。流れの大きさに似合った大きさのヤマメ付いています。そして、おもいっきり食ってきます。20㎝~25㎝の食べごろサイズが、思ったように釣れました。3尾、4尾、5尾イッキに来ました。淵から上の瀬に出てきたヤマメ、やる気たっぷりの魚たちです。そしてそして・・・この後、見てしまった。今まで見たことも無い大物2匹!

【このプールみたいな大淵】 ここで悠々と泳いでいました。尺?いえいえ、30㎝どころじゃない。40?いえいえ、50㎝~60㎝級です。それも2尾!上に向かったり、下に行ったり仲良く泳いでいる。鯉じゃない。マス類です(サクラマス?)。忍足で近づき、エサを振り込みました。近寄ってもくれない。エサ見えているはずです。でも相手にされません。たとえ食って掛けたとしても天平5.3m、道糸0.8、ハリス0.5。糸が切れるか竿が折れるかの、どちらかです。でもなんどか振り込んでみました。やっぱり無視された。

※川が濁った時、ミミズをエサに太い仕掛けで狙えば、「デゲェ!(ヤマメ釣り名人伊藤稔のマネ)」と食いついてくるかも。30分は勝負する覚悟の作戦を考え、それなりの仕掛けを用意すれば上がるかも?、そんな巨大な魚が2匹いた。

【釣りを止めた最後の流れ】          【6尾目のヤマメ】

最後のヤマメの6尾です。妻の実家に集まった人数、そして「此岸から彼岸へ」と旅立った義理の弟も数えると6尾です。この数を釣れば夕飯のご馳走は充分です。そしてその6尾目が、B級つり名人の得意技。上に180度に振込み徐々に竿を立てながら自分の立ち位置に流してくる。その技で釣れ最後の締めとしました。満足のいく「気仙川のヤマメ釣り」となりました。

最後に一言、二言・・・

【ヤマメの宝庫「めがね橋」近辺】 

  • 真夏の気仙川のヤマメは、この中学校が中核です。建物や民家を避けた五葉橋上流から入渓するよりも、かえってその建物や民家があつまった場所を釣る。車の止めにくい場所から入渓する。そこが狙い目だとつくづく思いました。人がいる町中、こんな場所がヤマメが寄り集まっていました。「葉山めがね橋」より、もっと下流を釣ってみるのも面白いかも?
  • 真夏の気仙川、「ヤマメ釣り師」ほとんど見当たりません。釣り人に会いません。春そして秋がヤマメ釣りのチャンスなのでしょうが、ある意味、真夏のヤマメ釣りが最大のチャンスなのかもしれない。※解禁日まもない「砂鉄川」、いたるところにいた渓流釣り師もいませんでした。そしてこの気仙川も、アユ釣りをしている人がちらほらだけです。
  • 真夏の水量が少なくなる季節ですが、気仙川を取り巻く周りの森が豊かです。気温が上がろうとも気仙川のヤマメは、水量・水温が保たれ元気に泳いでいます。
  • それにしても巨大な魚(50㎝~60㎝)、確かに居ました。何度でも挑戦したくなる川です。気仙川また行きます。作戦を立てて、巨大ヤマメを釣りに・・・。

コメント

  1. 千田 より:

    気仙川は夏はヤマメ釣り師は少ないです。
    それは、みんなが鮎に行っちゃうから。
    といいながら、僕は28日に尺上げて来ましたよ!
    メガネ橋のは多分、櫻か大岩魚でしょうね。

    • B級釣り名人 より:

      千田さんへ

      コメントありがとうございます。
      >僕は28日に尺上げて来ましたよ!

      尺上げましたか!私も憧れの気仙川なので
      尺を密かに狙っていたのですが・・・。

      >メガネ橋のは多分、櫻か大岩魚でしょうね。

      ヤマメを釣りだして30年程経ちますが、
      あんなデカイのを実際に見たのは初めてでした。
      泳ぎ方が鯉といった類ではない。「サクラか大イワナ」
      そうですよネ。次回の岩手行きは、8月20日ごろになる予定です。
      やはり、気仙川に大物を求めて行きそうです。

      日にちがもっとあれば、アユもやりたいし、ヤマメやイワナも
      岩手には、まだまだ行きたい川が一杯あって困ります。

      PS 一関の「上州屋」が完全復活していて、少し安心しました。
         入り口だけの売り場で、後はブルーシートに囲まれていた。

      • 千田 より:

        丁度、同じころに気仙川へ出撃予定です。
        偶然知らずにお話しするかも知れませんね。
        とは言っても僕は尺ヤマメを狙いながらの本流域ですけどね。

        メガネ橋の少し下流にも桜が群れてました。
        道路沿いなので、探してみると興奮するかもしれませんよ。

        • B級釣り名人 より:

          千田さんへ

          >メガネ橋の少し下流にも桜が群れてました

          これって、たまりませんね!群れている(サクラマスが)!
          さすが気仙川です。まだあの淵の2尾の桜が、目に焼きついています。
          気仙川が埼玉にあったら毎日でも行ってしまうかも?

          PS 8月お盆の妻実家(一関)への里帰り
            なくなるかも(?)う~ん。千田さんんが、うらやましい限りです。

  2. 大塚こんた より:

    おはようございます。

    気仙川行 拝見しました。

    神流川以来、いろんな川、まだ糸を垂れたことのない川に
    いきたくなりました。
    地図をみながら、思いを馳せています。

    昨日、朝一自宅では雨は降っていなかったので、名栗まで・・・
    しかし、峠を越えたら土砂降りですし、濁流でした。
    やっぱり・・で 川面を眺めて引き返してきました。

    地図といえば、思ってることがあるのですが、
    ネットの地図って橋の名前がほとんどないんですよね。
    小さな橋の名前があると、釣り師には助かるんですが、、

    今週末は名栗に
     こんたより

    • B級釣り名人 より:

      こんたさんへ

      >地図といえば、思ってることがあるのですが、
      >ネットの地図って橋の名前がほとんどないんですよね。

      納得です。釣り人は、橋の名を知りたい。
      「OO橋」の上流から入渓しようとか・・・。
      (「小物橋」名栗に住んでいても知らなかった)
      気仙川は何と言っても「めがね橋」がポイントです。
      橋の名と「支流の名」も書いてくれるとネットの地図、完璧ですネ。

      >名栗川が7月の31日に「峠を超えたら濁流でした」

      今年の夏は何か変です。本来、台風が来ない限り水細りで
      石についている垢が腐れているのに、アユを釣るには苔不足。
      まるで真夏なのに、梅雨明け前みたいです。

      もう少しこけ釣りたら名栗の初アユ釣ります。

サブコンテンツ

このページの先頭へ