浦山川で出会った初ヤマメの話し(or釣りの原点)

残念ながら、浦山川で出会った初ヤマメの画像ではありません。しかし紛れもなく浦山川で出会った魚がこのヤマメです。B級釣り名人が、出会ってしまい釣りにのめり込んだ一尾です。このヤマメと出会ったから、今の釣りキチ(私)があります。そしてこの釣りブログもあります。そんな釣りキチ思い出の釣りの旅へのご招待です。

場所は秩父浦山川、30年前ダムなんかなかった・・・

  週刊つりニュース「つり人生」からの抜粋

わざわざ林道を越えなくても、車で一時間程走れば、ヤマメがいる浦山川があることを知った。六月のある日、その浦山川に出かけた。川虫を取り、緊張しながら一投目を流した。流しきる直前、目印が大きくゆったりと、川の流れとは明らかに違った方向に動き出した。反射的にサオを立てると、柔らかなサオが大きくしなったそしてグングン下流に持っていかれた。足元に20cmを超える魚が跳ねていた。初めて釣った本物の巨大なヤマメを前に、体中が震えた。10cm程度のヤマベをいつも相手にしていた私には、そのヤマメはとてつもなく大きなものだった。

鮎にしろ、秋から冬の湖でのワカサギにしろ、そして今夢中の海でのボート釣りにせよ、この浦山川のヤマメ一尾から始まりました。魚釣りの「尽きるこそとの無い喜び」を、体が知ってしまった。そしてこの渓流での釣りは、B級釣り名人(私)にとって、とりわけ特別な釣りです。

釣れて一番嬉しかった魚&バラして一番悔しかった魚

  • 【一番嬉しかった魚】 答えはすぐ出ます。浦山川の初ヤマメです。嬉しくて全身が震えた浦山川の巨大ヤマメ20cmです。20cmかよ!と言わないでください。海のボート釣りでのスズキ80㎝オーバーよりも、ワラサ70㎝よりも、神流川の尺ヤマメ34㎝よりも、私の中ではこの20cmが巨大な魚なんです。
  • 【一番悔しかった魚】 これも答えはすぐ出ます。秋田県皆瀬川のイワナです。「週刊つりニュース」に投稿し、唯一(かな?2つ?)ボツとなった釣りの原稿。※今思えば、「週刊つりニュース(関東版)」での秋田県はないか!と思いますが・・・。それでも、それでもB級つり名人の一番力を入れて書いて、週刊つりニュースに送った原稿です。その「皆瀬川」で釣り落とした40㎝のイワナ。鮎タイツをはき、川の真ん中まで立ちこんで掛けた1尾。右左に動くけど上がらなく、ようやく上げたら手で握り切れなくて「ブラブラ」中ブラリンで岸まで持ってきて、あと着地まで1メートルで高切れしてしまったイワナです。

渓流の女王、海の大物の一尾の重さ

【気仙川のヤマメ25cm】        【大津の海のスズキ80㎝】

どちらが巨大なんでしょうか?もちろんスズキです。どちらが重いんでしょうか?もちろんスズキです。でも、釣りキチにとっては、25㎝のヤマメも80㎝のスズキに負けないくらい(それ以上に?)大きくて重いんです。それが不思議なんです。海にハマリ、「石田ボート」にいつでも行きたいけど、地元との「名栗川」や群馬県の「神流川」へも行きたくなってしまう。ヤマメの「かけたッ!」もたまらないし、スズキの「食ってきた」もどちらもドキドキです。ビクに収めるまで、ボートで網ですくうまで一瞬も気を抜けない。途中でバラスと、どちらもいい大人が「アッ」と声を出しまいます。

海のボートに乗れば「竿先」そして渓に行けば「川石とその流れ」

【海ボート釣りの竿先】           【渓流の入り組んだ流れ】

  • 波で揺れる竿先。海のボートに乗ったら、一日中この竿先の揺れに注目しっぱなしです。サンドイッチやオニギリを食べていても、竿先の動きが気になります。アジが釣りたくて撒き餌のアミエビをビシに詰めては、竿先を見つめる。(その竿のシナリが気にくわなくて、何度も納得のいくまでヤスリで穂先を削ったりする)。※アジ釣りは勝手に食い付いて来る釣り(向こう合せの釣り)。
  • 渓に行ったら川の石や流れだけを見ています。この石、この入り組んだ流れ。ヤマメは、この流れのどこにいて、エサが流れて来るのを待っているのか。予想して(まるで川の中の魚が見えているかの様に)その魚が居る1メートル先にエサを振り込み、自然に流れるようにする。目印の動物的な動きを見逃さない。そうしてかけたヤマメは貴重です。「かけたッ!」という喜びを一番感じる釣りかも?。ハマる釣りです。※ヤマメ釣りは、0.3秒で「掛ける」運動神経勝負の釣りです(ビリー・ザ・キッドの世界)」ビリー・ザ・キッドって誰?と言われても困りますが・・・。

最後に一言二言

  • 30年ぶりに「はまり直した渓流のヤマメ釣り」。そして今夢中の「海のボート釣り」。う~ん・・・どちらもワクワクしながら出かけます。
  • 「みんなちがって、みんないい」の金子みすゞの世界に近いかも。

    私が両手をひろげても、
    お空はちっとも飛べないが、
    飛べる小鳥は私のやうに、
    地面(じべた)を速くは走れない。

    私がからだをゆすっても、
    きれいな音は出ないけど、
    あの鳴る鈴は私のやうに、
    たくさんな唄は知らないよ。

    鈴と、小鳥と、それから私、
    みんなちがって、みんないい。

    

コメント

  1. 大塚こんた より:

    先生へ

    おはようございます。

    昨日は突然ですいません。
    しかも ごちそうにまでなってしまい、
    ありがとうございました。(^o^)

    しばらく天気もよさそうですね。
    狩野川 釣り放題の旅 お気をつけて
    楽しんできてください。

     では、
     3週間ぶりの名栗ヤマメに ニコニコ(^o^)の
      こんた より

    • B級釣り名人 より:

      こんたさんへ

      名栗の水量、テンカラ釣りには多すぎのようでしたね。
      (でも型の良いヤマメキャッチですネ)
      昨日の晩、またまた雨で今日は昨日より更に水量UPです。
      きのうで、よかったのかも。

      狩野川何年ぶりでしょうか?
      夏休みの終わりに毎年のように行っていた川。
      大仁の城山に入る予定ですが、川の流れは変わったでしょうか。
      それやこれや楽しみです。

      お金は切り詰めて切り詰めて
      そして最後の帰ってくるお昼は豪華に
      「弥太郎」と言う韮山にあるとんかつ屋で食べる
      これも楽しみの一つです。

      鮎モードに入っているB級釣り名人より

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