B級つり師の仮面の告白(東北岩手県バージョン)

 【直利庵の天大ざる】             【バッキャ宅の六角連】

左の画像、妻の実家、一関にあるソバ屋「直利庵」の天大ざるです。大好きです。妻と出会わなければ、この直利庵の存在どころか、一関と言う地名も知らないで終わったかも。ヤマメ釣り師の憧れの気仙川や、秋田の皆瀬川、東北の川やヤマメ釣りにも出合わなかったかも知れない。そんなB級釣り師の仮面の告白(by三島由紀夫)のパクリバージョンです。

妻の弟が、いつも東北の釣りを導いてくれていたんだ

 【妻の弟遺言の垣根】          【登米の極上うなぎ】

どちらも私にとって、無くてはならない物です。左上の画像、今年の夏の妻の実家。一関のオシャレな垣根です。妻の実家、いつの間にか行くたびに行くたびに、しっかりとオシャレな家になって行きました。バッキャのばあちゃん(妻の母)&長男(妻の弟)&嫁そしてその他、関わった人々で、立派な家になってしまいました。そして右上のうなぎ、忘れられない味です。義弟が無理やり(?)案内してくれ、ご馳走になった登米の極上うなぎです

義弟、一関の釣り具店&渓流の案内人でした

 【気仙川のメガネ橋】              【メガネ橋の大渕】

妻の実家一関から1時間ちょいで、ヤマメやイワナがウジャウジャいる川が一杯あります。どこに行こうか迷う程。ヤマメ釣りの虜になっていた30代。「こんにちは・・」と挨拶そこそこで、釣りに出かけた。秋田県皆瀬川、岩手県大川、磐井川支流の産女(うぶづめ)川、そして気仙川。どれもこれもいい川です。ヤマメ&イワナがウジャウジャいた。※妻の弟、釣りキチではないが釣り好き。いつも東北の釣りの案内をしてくれました。「○○釣り具屋が、橋のそばにある」「今、磐井川に鮎がいる。千葉さんが良く知っているから」とか。「伊藤稔さん、今日だったら会える」とか。いつも妻の実家に行くと、何やかんや釣りの情報をくれた。

釣り具は、持って行かないと決めた夏(猊鼻渓or厳美渓)

  【厳美渓、郭公だんご】              【猊鼻渓船遊び】

厳美(げんび)と猊鼻(げいび)、同じようですが全くの別物です。岩手県一関の人にとっては、当たり前のことです。ですが、関東の田舎者にとって、その違いが分かるまで時間がかかります。岩手のバッキャのばあチャンは、孫たちにこう聞きます。「ダンゴ(厳美)か、舟(猊鼻)かどっちがいい?」。孫いわく、「舟に乗ってダンゴを食べたい」。「これには、まいったなァ」と、いつも聞かされる話です。

この話、何回聞いても楽しい話で大好きです。日本国岩手県一関市。見渡せば(釣りから離れると)、素敵な場所満載です。もったいない、もったいない岩手県一関です。

義弟旅たちの日、誰にでもいつでも訪れる日なのでしょうが・・・

 【駐車場側から見た垣】             【休日の直利庵】

  • 何んでしょうか、私(B級釣り師)の育った実家ではない雰囲気は?※私、埼玉県浦和市生まれの太田窪育ち。
  • 鮎が直ぐそばに登って来ているのに(ある夏の磐井川)、釣り人が少ない。これって関東ではありえない!
  • 「そば」か「うどん」か分からない、直利庵のソバも不思議なソバだ。※麺も汁も絶品で、必ず行きたくなる。
  • 宮沢賢治が生まれ育った岩手県、なぞなぞです。(奥が深すぎて、ついて行けない?)

岩手県、妻の実家です。私の育った埼玉県とは別の世界です。この重さは何、この歴史は何なのでしょうか?バッキャのばあチャン。私の子供たちの憧れのばあチャンです。この違い、この重さ、この魅力(?)は、確かていくしかない・・・そのアイデンティティーを、きっと受け継いできている妻から。岩手県一関育ち、僻地教育を目指しイスラレルのキブツで出会った人。H.Aから、学び取って行くしかないと思う今日この頃です。これで、「仮面の告白」は、終了です。次回は、いつかですが「幽霊(by北杜夫)」か「トニオ・クレーゲル(byトーマス・マン)の予定です。

PS、テレビのニュースで北杜夫が・・・

このブログを書いた日、TVでニュースをみた。「どくとるマンボウ」の北杜夫が死去(!)。生来、体育系で本など全く感心がなかった釣りキチを、「本を読むって面白い!」と導いてくれた作家。「どくとるマンボウ」シリーズを読み、笑い転げた。そして何度も読み返し、いつもポケットに忍ばせていた「幽霊」。北杜夫がトーマスマンの「トニオ・クレーゲル」をそうしていた様に。その北壮夫です。この釣りブログで、急に本の事が気になりだした。そんな時でした。北杜夫との不思議な縁を感じます。

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