仮面の告白PARTⅡ(イスラエル「キブツ」バージョン)
何ッ?肉まん。そうなんです。今回は、その肉まんみたいだった妻との出会い。イスラエルの「キブツ」を中心とした「仮面の告白」です。釣り全く関係ありません。妻との出会いのお話です。
キブツって何、ギブスじゅないの?
イスラエルのキブツの航空写真です。どこのキブツもこんな感じです。荒涼として砂漠の地に、自分たちの国がほしいと建国の基礎となった共同体(小さな村)です。キブツとギブスは違います。
肉体労働をしようと、キブツへ行った
【若き日のB級釣り師&妻】
一昨年彼岸に旅立った母がとっていてくれた新聞です(すっかり忘れていました)。懐かしのキブツ・ギネガールの私と妻です。この時は、まだ妻ではありませんでした。今妻となっているH.A.。初めて会った時、「こいつは肉まんかぁ?」と思った。白くて満丸だ・・・。
本来、体育系なんです、本気で体を使いました
【グレープ畑】
大学は卒業しました。でも、何もやりたいものが見当たらない。朝10時に起きる。池袋にあったジャズ喫茶で、コルトレーンを聞く。そして自宅に帰って寝る。半年余りそんな生活を繰り返していた。ダメになると思った。こんな生活、ほんとじゃない。「体育系、体育系!」。体が基本だあ、と思った。脱出、脱出!父と初めて、本気で喧嘩した。「イスラエルに行く!」、「そんな危険な場所へ行くんじゃない!」と。※当時、シナイ半島をめぐってエジプトとイスラエルの間で戦争が始まった。
本気で体を使って動いた、場所はニワトリ小屋
イスラエルに行く前のイメージ。燦燦と降り注ぐ太陽の下で、グレープフルーツやオレンジを収穫する。つまんない、つまんない。直ぐ飽きた。気に入ったのが、まさかのニワトリ小屋。
初めて鶏小屋に入った日、鮮明に覚えています。「こいつは誰だ?」と、一斉に向けられた千羽のニワトリにの目線。「コッ!コッ!」と警戒の叫び声。このニワトリ小屋が、私の働き場所となった。
イスラエルと言えば死海そしてエルサレム
【死海】 【エルサレム】
お楽しみ旅行で、キブツの人に連れて行ったもらいました。
- 死海。スイミングパンツ持っていなかったので、キブツの若者からかりて入ってみました。浮きます浮きます。浮きすぎて泳ぎ難い。なぜか皆、新聞を読んで記念撮影をしている。※魚居ません。塩分が濃すぎて生息できない。
- エルサレム。何て言ったらいいのでしょうか・・・聖地です。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教と3つの宗教の聖地。街全体がオーラで包まれている。不思議な感覚に陥る場所でした。
懐かしのキブツ、一言二言・・・
- 妻と出会った地です。Tファミリーが出来上がった原点の地です。
- 「ソシャナ」、ニワトリの世話を教えてくれた。ドイツから戻ってきたおばあちゃん。彼女の「英語で言うと」と言っていましたが、どう見ても半分ドイツ語でした。私も半分日本語みたいな英語。でも、これで意思の疎通ができるから、不思議です。
- イスラエルって何語でしゃべるの?ドイツ語、英語、フランス語、ロシア語、日本語。そして、一度なくなってしまい復活させたヘブライ語。ごちゃまぜの言語で、お互いの意思を交わす世界です。「アニー・ロッツェー・coffee・ブリーsugar 」。英語で言うと.I want coffee without sugar です。※今は、ヘブライ語と英語?世界中に散らばっていて戻ってきたキブツ一世の方々は、もう他界されていると思いますので。
- 好きなように、周りを気にせず生活している世界です。名前は忘れましたが、イスラエルでは著名な画家。街で暮らし絵を売れば、もっと優雅な生活が出来るのでしょうが「俺は、ここがいい」だそうです。
- 日本とイスラエルキブツを繋ぎ、私と妻との出会の切っ掛けを作って下さった方。元北海道教育大の、草刈善造氏に感謝です。
私たちをキブツへ導いてくれた「日本共同体協会」は、もうなくなりました。しかし、キブツに行く方法はあるみたいです。(年齢制限35才までとか、条件がある。私B釣り師、再びキブツ体験は×です)。
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