泳がせアジて大きなスズキが釣りたい!(スズキのゲット方法Ⅱ)
この魚を初めて目にしたのは5年ほど前、大津のボートに乗っていた時です。秋から冬に張られる海苔棚近くでアジを釣っていた。水面下5m程の所を巨大な魚が2尾悠々と泳ぎ去って行った。「なんなんだ?」と思った。またある時、海苔棚の中で「バシャバシャ!」と大きな魚が、小魚を追い回していた。釣ってみたい!と思った。色々試したスズキ釣りで、覚えた仕掛けや釣り方の紹介です。
スズキの釣り方、その1 泳がせ用のアジを釣る
【釣れたて活きのいいアジ】 【活けておくフラシ】
- 釣り立ての活きのいいアジ。15cm~23㎝程のもの。(ちなみに25cmの中アジでも喰い付いて来る)。
- 「フラシ」。無くても良いが、何匹か活かしておくのに便利。移動して他の場所で「アジの泳がせ」が出来る。
その2・タックルはどんな物で
これが私の今使っているタックルです。竿は安物の2ピースロッドの穂先が折れたのを機に、自作したムクのグラス竿。リールは「シマノ小船800」がお気に入りです。
【実際の仕掛け】
その3・広い深い海、どこを狙ってアジを泳がせばいいのか?
【大津の海苔棚】 【海面から15mがベスト?】
海苔棚に集まるアジや小魚を求めてスズキが寄って来る。スズキを狙うなら海苔棚近くです。底、宙、どこを狙うのか。アジの釣れる底より、宙(海面から15mほど下)が喰い付いて来る可能性が高いと思う。背掛けにしたアジを、その棚で泳がせ続けて待ちます。
アジの背がけの仕方
背びれの脇に針を打つ。※背骨を傷めないように背骨の下に針を通す。
その4・スズキがアジをくわえてからネットに納めるまで
二本目のスズキを狙い、25cmと大きめだろうが自信を持って泳がせる。お祭りで巻き上げた所で食ってきた分を考え、さらに5メートル上の海面から15メートルの所で待つ。
間もなく、竿先がモタッと押さえ込まれる。竿先が水中に潜るまでと言い聞かせ待つ。一回り大きな2匹目をゲット。スズキの大きな口の中には、25cmのアジが丸々おさまっていた。「週刊つりニュース」投稿した記事からの抜粋
スズキの魚信
- ボートの揺れで動いていた穂先。その動きが変わった時、これは怪しいです。
- 竿先がモタッとし揺れなくなった。張っていた糸がフケた。真下に張っている糸が、左右に動く。
- 糸が完全にフケてしまっている。(もうかなりしっかりと喰い付いて持っていかれている時)
- 竿先が海中に「グイグイ」と突っ込んでいく。(もうしっかりと掛かっている)
合わせ時
- 微妙な動きの時は、まだ合わせない。アジをクワえているだけ、ここで大きく合わせるとすっぽ抜けたりする。
- 竿先が海中に大きく突っ込んだ時に、ぐっと溜めて合わせる。
弱らせてから、ネットに取り込む
- 強く引かれた時、「ジー」とリールから糸が出て行く。そして巻き上げる、「ジー」と糸が出る。これを何度か繰り返し弱るのを待ってから浮かせて、頭からネットに取り込む。これで、一安心です。※ドラッグの調整は、やや強く引くと出るようにして置く。実際に掛かって「ジージー」出っ放しなら、もっと強めに調整。
- 焦って巻き上げると海面でジャンプされたり、エラ荒い(首を激しく振る)をされたりして、バレる事がある。ジャンプで海苔棚に絡み、外れる事が良くある。※ある程度水中で弱られてから、ネットに入れるのがポイントです。
アジの泳がせ、一言二言・・・
- 石田ボート出艇のこんな小さな舟で、80㎝を越えるスズキが釣れる。ブリ級のワラサを釣る人も居るんです。
- 例年だと12月~2月にかけてが、スズキ釣りのベストシーズン。昨年は年明けの1月から爆釣モードに入りました。
- アジ、イシモチを狙いながらの端物釣りですが、スズキの方が本気になってしまう。
- 泳がせる魚はアジでなくても良いが、何時間でも元気に泳ぐアジがベストです。
- 海苔棚で「バシャ、バシャ!」と追いかけている姿を見たら、チャンスです。
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