秋田県・皆瀬川の幻想的な「渓流釣り紀行」の巻き
妻の実家・岩手県一関にあるそば屋、「直利庵」です。その一関から車で1時間30分程で、秋田県の皆瀬川があります。私、B級釣り師の釣りの原点、渓流釣り。25年程前の遥か昔ですが、鮮明に覚えている皆瀬川での幻想的だった釣り紀行です。そんな遠い昔話でよろしければ、お付き合い下さい。
挨拶もそこそこで出掛けた渓流、皆瀬川
「どうも久しぶりです・・・」と、義父&義母に挨拶するが、気持ちはもう釣りモードに入っている。「じゃあ、ちょっとすいません」と言って、一関市街の釣り道具屋へ行き、ミミズ等を購入。「じゃあ、おやすみなさい」と早目に寝てしまう。(明日の朝が早いので)。季節は夏、4時ころから起き出し車に乗る。厳美渓→須川温泉(岩手と秋田の県境)→皆瀬川へ直行します。
渓が深い皆瀬川上流、今はもう降りていく勇気がないかも
この河原まで降りていくのが、大変です。車を置いた場所から、危ない木橋のある林道を歩く。そして釣り人が降りたらしい場所を見つけて、河原まで降りていく。河原までほぼ1時間。谷深い真夏の渓、誰も居ません。河原から見上げると・・・。「あそこまで、水が来るんだ!」
谷の大きさに圧倒される皆瀬川
【真夏の雨の少ない水量】 【雪解けが集まった皆瀬川】
上からみた想像の皆瀬川の水量ですが、河原から見上げた時の切り立った川岸の壁ぞッとします。急に雷雨でも来たら、逃げ場がない。でも、釣れるヤマメがデカイんです。それで、ここまで降りてきてしまう。
初めて釣った皆瀬川、釣れたヤマメは半分?
初めて、皆瀬川を釣ったとき。上げられたのは、半分です。平均、28㎝のビックなヤマメ。後は、いとも簡単に「プッツリ」とハリスを切られたり。「ポッキ!」と針を折られたり。「掛けたッ!」と思ったら、道糸だけがユラユラと風に舞うだけだったり。8尾程がビクに納まっただけでした。※逃がした尺以上のヤマメが8尾?
皆瀬川で落とした(?)ビックな岩魚
【40cm級のイワナ】
これは絵です。本物は、落としてしまったので居ません。釣ったけっど、「落とした」んです。何それ?ですよネ~。
ビックなイワナを掛けた瀬
川が大きく開いた場所でした。鮎釣りで言うと「チャラ瀬」です。川幅100m程ある瀬の真ん中に、大きな岩が一つあった。気になってしょうがない。どうしようと考えた末に、立ちこんで行った。そして掛けました。ゆっくりと、右に左にいい様に動かれた後、上がってきた。めいっぱい竿を持ち上げて宙吊りにしたけど・・・。片手だと太すぎて持てない。(タモはいつも持たない)。そして、宙吊りのまま岸に持っていこう・・・。岸まであと数メートルの所で落ちた!
久しぶに訪れた皆瀬川、様変わりにビックリ
川が汚れている。工事?ダム?よく分かりませんが、私の知っている皆瀬川ではなかった。水を見て、竿を出す気になれなかった。皆瀬ダムまで下流も見たが、ますます竿を出す気になれなかった。
最後に一言二言・・・
- 妻の実家岩手に行っても、もう皆瀬川へは行かないと思います。
- 気仙川、気仙川!です。最高の水質と豊かな魚影です。
- まだ、岩手には行ってみたい川一杯ある。ヤマメ、イワナが居る未知の川が、5万とあります。
僕は「釣りキチ三平」を読んで育った世代なので、岩魚や山女魚って何か神秘的なものを感じちゃうんです。
岩魚や山女魚は簡単にはつれないんですよね?そんなイメージなんです(^_^;)
でも、1度でいいから釣ってみたいなぁ・・・
ブライアンへ
ヤマメ、確かに神秘的です。
初めて釣って目にした時、
何か釣ってはいけない物を、釣ってしまった。
そんな気がしました。
釣ってしまうとハマる。
いつでもヤマメの事しか考えられなくなる。
家もヤマメの釣れる、山の中へ引っ越してしまう。
そんな魚です。
名栗に居をかまえて、やっと
ヤマメの呪縛から解放された釣り師より
私も釣りを始めた頃(小学生)は、淡水で西の方の呼び方で言うとハヤ(ウグイ)、ヤマベ(オイカワ)、フナ、ヘラブナ、鯉とかでした。
近所のおじさんに連れて行ってもらって、山奥の川で山女魚釣りにも行った記憶があります。
エサは現地調達で、岩の裏にいる「チョロ虫(本当の名前はわからない^^;)」という虫を捕まえて、針につけて釣った記憶があります。
小学生だった私は釣れなかったような気がします。
そう考えるとブライアンさんが仰ってるように、いまだ神秘的な魚のままかもしれません^^
中学生になった頃から海釣りを始めて、それからは淡水魚は釣らなくなったなぁ~って感じです。
しかし「皆瀬川」って大きな渓流ですね!
私の渓流のイメージはもっと小さい(川幅短い)イメージでした。
川魚の引きも侮れませんね。
せーじさんへ
おはようございます。
>中学生で海釣り、
これが埼玉生まれの埼玉育ちには信じられない。
埼玉県に海がないんです。釣りと言えば川か沼。
アジは魚屋さんで売っている魚でした。
私、ヤマベ→ヤマメ→アユ→海。
まさか海釣りに夢中になるなんて、これっぽっちも考えたことがなかった。
今は大津の海&お魚たちが、いつも頭から離れません。
海に恋してる埼玉っ子より
私は20歳まで広島でしたので、海にはよく行きました。
それでも中学、高校の時の交通手段は自転車ですので、片道3時間とかは平気でありましたよ^^;
クーラーボックスを荷台に、竿を自転車のサドルの下辺りに括り付けてよく海まで自転車こいでました。
近い海でも1時間半。。。遠い海なら3時間掛けてよく行ってと思います。
その時の熱がまた復活するとは思っていませんでしたが、どっぷりはまりそうです^^;
自然と戯れるのって楽しいですね。
せーじさんへ
自転車で海まで、これぞ釣りキチですネ。
遠い所は3時間。往復6時間。間違いなく釣りキチです。
釣りって何なんでしょうか。子供もいい大人も夢中になってしまう。
相模川で会った方。80才を越えてもアユ竿持って釣っておられた。
川に立ちこまず、岸辺で静かに友鮎を泳がせていた。
どこまでもどっぷりハマって行きましょう!
そして色々情報交換していきましょう!
そして他の人々にも釣って楽しいと、伝えていきましょう!
美味しい魚を釣って食べる会、会員より
僕も釣りキチ三平世代です。
学生時代には「日本縦断釣り行脚」と縫い取りした帽子をかぶって北海道から四国まで車で釣り歩いたりしてました(完全に魚紳さんの「日本一周釣り行脚」のマネ(^^;;)。
でも、川や湖が好きで、海釣りじゃなかったんです。
今はウソみたいに海のとりこです!こういう楽しい話題に触れられる機会をくださる皆さんのおかげで、ますます好きになってしまいます(^-^)。
行き着く先は、みんな「釣りキチ」?あるいは「釣りバカ」?(^^;;
HEPPOさんへ
>「日本縦断釣り行脚」と縫い取りした帽子をかぶって北海道から四国まで車で釣り歩いたりしてました
参りました、魚紳師匠!(そこまでやる?!・・・)
私、学生時代ジャズに入り込みウッドベース弾いていました。
「一日、G千(5千円)。スーベ(ベース)が腰痛めて、3日間だけどやる?」こんな世界です。
釣り全く関係なかった。
ところがところが、また火が付いてしまったフィッシュングワールド。
もう誰に止められません。
「ゆむし」は絶対ペットとして飼わない釣り師より