5月6日ついに、渓流釣り師憧れの気仙川釣り行への巻

5月6日(日)、ゴールデンウイークの最終日行って来ました気仙川。画像は陸前高田市の下流の気仙川です。去年の3月11日、ここより更に上まで津波が襲いました。一年が過ぎ、やっと再び来ることができた憧れの気仙川です。

途中釣りたくなる岩手の川を横目で見ながら・・・

 【増水した大河・北上川】

この流れを見て、竿を出す釣り人はさすが居ません。見ているだけで、怖い。橋の上を通過するだけで、お尻がモゾモゾします。

 【北上川支流・砂鉄川】

竿は出しません。チラッと見たくて寄り道しただけです。去年、この川で見てしまったサケ!春のこの時季は居ません。ヤマメやイワナは居ます。でも先を急がねば、目指すは「気仙川」です。

 【気仙川支流・矢作川】

一関市街→東山→大東→陸前高田市→住田町(気仙川の中核)。気仙川の本流(上流)で釣りをする、と決めてたんです。バッキャのばあちゃんが「だれェ!、釣ったって魚は食えんゾ」と言おうと。キャッチ&リリースで気仙の魚が釣りたい。(※気仙川でも、規準を越える放射性セシウムが検出されたそうです)

気仙川・「有住中学校」付近を紹介

どうですか、上の本流や支流。ヤマメやイワナが、本流でも支流でも、どこにでも居ます。釣りたい場所ばかりで、どこから入渓するか迷います。

増水の「めがね橋」付近をスルーし、更に上流で入渓

 【一尾目が出た流れ】           【本日の初イワナ】

葉山・めがね橋」から入渓と考えていましたが、とんでもない水量の多さに圧倒された。川岸に下りても、そこから一歩も動けない。更に上流まで車を走らせました。まだこの水流ですが、いよいよ釣り開始。このクリアーな流れから、奇麗なイワナが姿を見せます。鮎用のタイツを履き、ヘチを釣り上がるしかない。大きく開いた場所を見つけては対岸へ渡る。

 【2尾目もイワナ】           【増水でも透明な流れ】

こんな場所を対岸へ渡るのは無理です。手前の緩やかな流れで食ってきました。

 【イワナのお腹は黄色】           【緩やかな流れに居る】

23cm程の食べごろサイズのイワナが次々と釣れましたが、全て即リリースです。6尾程リリースした後、気になるもう一つの川、「坂本川」はどうなのか?気になってきた。移動です。

有住中学校の下で気仙川と合流する「坂本川」へ

【製材所の裏】              【気仙川との合流地点】

コンビニで買ったオニギリで昼食を済ませ後半は、「坂本川」を釣る。気仙川との合流地点下から入渓。合流部での大物期待したのですが、砂利で埋まり期待薄。坂本川で後半戦開始です。

直ぐ来た泣きの尺イワナ!

 【泣き尺イワナ29cm?】        【大淵でなくこんな場所に】

一発でミミズに喰らいつきました。一瞬根がかり?と思いましたが、動く。走られずに一気に抜けました。メジャー持ち歩かないので、未確認リリースですが29cmだと思います。尺越えを期待してしまう「坂本川」でしたが・・・

小さいですが、この辺りはヤマメもいました。午後の3時まで、後2時間程釣り続けたかったのですが、雨が振り出し「ゴコゴロ!」と雷も鳴り出したので、未練たらしく竿をたたみました。「坂本川」、一日丁寧に狙えば出そうです。尺越えのヤマメやイワナ。人家が多く、河岸にゴミも所々あり釣り味には欠ける。しかし、勘としか言いようがないが尺越え居ます。川虫が豊富なのか、重量感のあるヤマメやイワナです、きっと。

【最後に橋の上から見た坂本川】

気仙川を振り返って一言二言・・

【途中で見た福島の安達太良山】

  • 2011の夏に釣って以来の、久しぶりの気仙川でした。
  • 前回の釣り行では「葉山・めがね橋」が中心のヤマメでしたが、その上流はイワナの世界だった。
  • 下流から上流、そして支流とヤマメやイワナがどこにでも居る。※人生で一度も釣った事のないサクラマスも居るそうだ。
  • GW中だというのに、見かけた釣り人1人でした。

何度でも行きたい川です。車中2泊3日の気仙川釣り三昧を夏にやってみたい。そんな機会が来る事を楽しみにしています.

       ●あどけない話

智恵子は東京に空が無いといふ。
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間(あいだ)に在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとうの空だといふ。
あどけない空の話である。        「知恵子抄」より

今回の釣り行とは直接関係ないのですが。知恵子さん、今福島が・・・いいえ日本が凄いことになっていますが、「ほんとの空」しっかりと見ましたヨ。

ではでは、これにて「気仙川釣り行」を終わりにしたいと思います・・・・。

コメント

  1. いちコーチ より:

    こんにちは。
    いちです。

    いや~良いですね!気仙川。写真でしかわかりませんが渓相が良い感じですね。
    行ってみたい!ちょっと遠いけど。

    神流の大会行って来ましたよ。凄い人です!ほとんど釣り堀状態でした。流し終わって竿をあげた瞬間に隣の人が振り込むなんてザラでした。
    場所的には、道の駅の下で釣りました。サイズは、まあまあですね。14時納竿でヤマメ8匹とカジカ1匹。11時位から釣れ始めました。
    GWは、薄とホームグランドへ。増水の影響か2匹でした。

    今度は、神流へ誘ってください。

    • B級釣り名人 より:

      いちコーチさんへ

      先日は、どうもありがとうございました。
      いい川の紹介&全く知らない釣り方教えていただき、
      ありがたかったです。

      気仙川、いいでしょう!
      こんなに良い川でヤマメやイワナが居るのに、
      釣り人がほとんど居ない。
      道路から直ぐ入渓できて、釣り安い川です。
      夏場、地元の釣り師の方々は、鮎釣りに夢中です。
      ヤマメやイワナは、無視されている川。
      (釣りたい放題?)そんな川ですヨ、気仙川!

      >神流の大会行って来ましたよ。
      >凄い人です!ほとんど釣り堀状態でした。
      >流し終わって竿をあげた瞬間に隣の人が振り込むなんてザラでした。

      予定通り行かれたんですネ。
      やっぱり「○○大会」って避けた方がいいかも?

      大会でない神流川行きましょう!!
      意外な場所に、尺越えが居たりしますから。
      ※「こんたさん」GWに行き、34㎝のヤマメをゲットだそうです。

        いっそのこと、岩手県の気仙川まで行きますか?の釣り師より

  2. 大塚こんた より:

    先生へ

    岩手行 拝見しました。たまらないですねぇ。
    今年の夏、車中泊でいってしまうかもです。。
    震災後、南三陸町にたまたま縁があって
    亡き父のトラックや大工道具などを寄贈しました。
    いつか来てくれと言われてもおり。
    家内の親戚も沢山宮城におりまして
    休みと天候次第で、本格的に検討中。

    いちコーチさん はじめましてm(__)m
     神流川 上流の方、いいですよ!
     先生のブログで知り、病み付きになってます。

     宮城・岩手方面の地図とにらめっこはじめた
      こんた

    • B級釣り名人 より:

      こんたさんへ

      岩手の気仙川ほんとうにいいでしょう。
      釣って帰ってきたばかりだけど、
      あのクリアーな水の色と水温が、まだ体に残っています。

      夏の気仙川が、またいいんです。
      中下流は鮎釣りの人いますが、上流は釣り師がいない。
      川釣りが好きな人は、ほとんど鮎を釣っている。
      夏に渓流やる人、ほとんど居ないんです。

      宮城にもいい川ありそうですネ。
      夏に東北行けるといいですネ。
      そして無理の無い程度で、東北にお金を落としてくる。

        地図見ていて秋田の皆瀬川、成瀬川まで
                行ってしまった釣り師より

  3. いちコーチ より:

    B級ツリキチ先生、こんにちは。
    こんたさん、はじましては。

    気仙川行きたいです!しかし、時間とマネーが…。本業は少年サッカーのコーチなので(あくまでも希望)土日の釣行は厳しいかな?
    神流川なら大丈夫ですが・・・。是非とも神流に皆で行きたいですね!

    携帯より投稿のいちでした。

    • B級釣り名人 より:

      いちコーチさんへ

      近々、神流川行きそうです。
      水量が増えているだろう本谷と乙父沢を、狙ってみたい。
      本谷で釣ってたら、また「釣れてますかァ~ッ!」と
      道路から声が聞こえてくるかも・・・。
      本谷は道に沿って流れているので、釣り人を簡単に見つけられます。

      「しおじの湯」集合でもいいですネ。
      こんたさんは、土日祭日。いちコーチさんは平日。
      そこが難しいですネ・・・。

      でもきっと、神流川でいつか会えるかも知れない。
      そんな予感がします。
       
        神流に何度も行きそうな釣り師より

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