憧れの気仙川へヤマメを求めての巻

妻の実家一関から、車で1時間半程で渓流師憧れの気仙川がある。7月15日、一関の「上州屋」でミミズを買い込み行きました。1年ぶりの気仙川。びっくりするような大物は釣れませんでしたが、手ごろな数の美しいヤマメをゲットです。ではでは、その釣り行の一部始終を紹介してまいります・・・

大河「北上川」を渡り一路、陸前高田へ

【北上川】                  【伊藤稔氏の薬局】

朝5時の北上川です。この大河を渡る時、いつもお尻の辺りがムズムズします。怖い。まだまだ余裕のある水量ですが、それでも凄い流れです。夏にはアユが、秋にはサケが上がってくる。そして、名勝猊鼻渓のある東山で、ちょっと寄り道。ヤマメ釣りのA~Zまで学んだヤマメ釣り名人・伊藤稔氏のお宅を、「ちらっと」拝見しました。伊藤さんが出てきたらどうしよう?(出て来るはずないか・・・) 失礼かもしれませんが、お宅の写真だけ撮りたかった。

目指せ陸前高田!

陸前高田市。去年この「陸前高田」の文字を見るだけで苦しくなった。右上の画像の気仙川下流、この地点の直ぐ下まで津波が押し寄せました。ここから道路に沿って上って、住田町まで行ってから竿を出す予定です。

中下流は、7月とてアユ釣り師の方が竿を出していました。釣り人だらけの関東のアユ釣りと違って、どこで竿を出したらなんて考えなくて良い。好きな瀬や淵で、思い思いにアユ釣りを楽しんでいる。アユ竿も持って来ればよかったかな・・・。

気仙支流「大股川」を初体験!

【大股川合流地点】                 【大股川の流れ】

左上の画像、気仙川との合流地点です。左の支流に入っていきます。そして右上が大股の流れ。こんな何でもない場所でもヤマメが居ます。

18㎝前後のヤマメです。このサイズがいくらでも居る。ちょっとした深みや、寄れた所に居て、餌のミミズに食いついて来る。全てリリースです。合流地点からほんの1時間ほど上がった所で、「大股川」を切り上げる。

有住小学校近くの本流「つきのき淵」付近を釣る

【つきのき淵】

大きな淵でした。この時期淵にヤマメは居てもなかなか食って来ない。川通しは出来ないので、右から高巻きして淵の上に出た。

この瀬の上で、本日の初キープサイズをゲット

淵の上のこんな激しい流れの中から出ました。20㎝越えの気仙本流のヤマメです。

キープ2尾目。深い淵かで、食いついて来ました。サイズ的にはやっと20㎝オーバーですが、水深がありなかなか上がらず、引きを楽しんだ。

更に上流に車を進め本流を攻める

堰堤と魚道。ここにも必ず居ます。居そうだと思う場所には、必ずヤマメが居ます。

一見つまらなそうな流れですが、試に流したら出ました。

 

左上の流れで次々とヤマメがヒットです。瀬の深みにヤマメが溜まっている。右上のような深みにも必ず居る。

午後3時、竿を納める

【有住小学校前に駐車】

  • 尺超えの大物との出会いは有りませんでした。
  • ずっとずっと釣っていたい気仙川。
  • 7月のこの時期、釣り人はアユ釣りに夢中だ。渓流のヤマメを狙いう人は、ほとんど居ない。
  • もっともっと時間があれば、「大股川」を一日がかりで釣ってみたかった。尺ものに出会うまで、イワナが混生するあたりまで、釣り上がっていきたい川だ。
  • 今回釣った場所は、大股川のほんの入り口と、気仙川の有住小学校付近だけです。

心残りの気仙川、次回の楽しみをいっぱい残したまま後にして一関に戻りました。また日を改めて狙います。ではでは・・・

コメント

  1. sugara より:

    通りすがりの岩手民です
    県内の川魚は採捕自粛要請が県から出ているはずです
    (撤回されたという話はききませんので)
    非常に悔しいというか腹立たしいというか、うまく言葉にならないのですが、キープという言葉はいらぬ誤解の元になるかもしれません。老婆心からご忠告まで。

    • B級釣り名人 より:

      sugaruさんへ

      おはようございます(初めまして)。

      >県内の川魚は採捕自粛要請が県から出ているはずです
      >(撤回されたという話はききませんので)

      昨年岩手に行った時、「魚食えねいぞ」と聞き、
      岩手の渓流状況を調べました。
      磐井川、砂鉄川、気仙川等々、全ての川で基準を超えたと知り、
      影響力の大きさに驚いた次第です。

      「もう大丈夫になった」は、単なる人の噂だったのですね。
      貴重な忠告を、ありがとうございます。
      アユも同様なのですかね?
      一関の釣り具店に「種鮎」が置いてあり、
      「今年は、磐井川にアユが上ってきた」と聞きました。
      次回(9月)に行ったら、そしてこのアユがまだ磐井川に居たら、
      狙いたいものだと考えておりました。
      その辺の事情等ご存知でしたら、ご一報頂けるとありがたいです。

       

  2. Heavysize より:

    先生 こんばんわ。

    お帰りなさいませm(__)m
    お疲れではないですか?

    正直、今回はコメントするのをためらいました…。
    先の方のコメントが気になり、少し調べてみました。

    気仙川本流では、『ウグイ』は確かに採補自粛要請があるようです。
    私は勿論地理にも詳しくありませんし、先生が釣りをされた場所が何処なのかは詳しく分かっていません。
    しかし、先生の記事を読む限りにおいては「本流」との事ですので多分ヤマメ・イワナ・アユは問題ないと思われます…
    もし大股川のほんの入り口と、気仙川の有住小学校付近という場所が「衣川」「磐井川」という川に属すのでしたら確かに自粛要請されているようです。
    ネットで調べただけですので間違いない!!とは言い切れませんが…

    >内水面漁連から…
    採捕自粛措置は、漁業権番号の漁場ごとに基準値を超えた魚種に対する要請となっております。採捕自粛が行なわれている河川でも、対象にならない魚種は採捕できますので、ご理解をお願いします。(例えば、砂鉄川や気仙川のヤマメは対象外なので採捕できます。)また、岩手県が作成している漁業権設定河川の概況図に『採捕自粛対象河川・魚種』を入れましたので、遊漁者の皆様の川歩きの参考にしてください。

    ともあります。
    (既に調べた後でしたら、申し訳ございませんm(__)m)

    何が言いたいのか分かりませんね^^;
    上手く言葉に出来ずにすみません。

    まだまだ傷痕は残っているのですね。。。。。。。

    • B級釣り名人 より:

      Heavysizeさんへ

      色々と調べていただいて、感謝感謝しております。
      「砂鉄と気仙のヤマメは、対象外なので採捕できます」
      貴重な情報ありがとうございます。

      それこそ大きく言うと捕獲自粛なのでしょう。
      目には見えない放射能、怖いです。
      ジンマシンみたいに直ぐ体に現れるものでもなし、
      自分の世代に現れなくても、子や孫の世代に出るかもしれない・・・。
      以前ブログに載せた「ふざけんぼ」を、またもう一度自分でも読み直してみたいと思います。

      なんだかとても嬉しいコメントでした。
      調べたり、分析したりするのがひどく苦手な釣りキチです。
      嬉しい限りです♪

  3. Taka より:

    先生こんばんは。

    久しぶりの更新ですね。^^
    気ままに釣りを楽しんでおられるようで
    うらやましーです。
    結構長い間、滞在されているんですね。
    そろそろ大津の海も、恋しくなっているんでは
    ないでしょうか。w

    気をつけて帰ってきてくださいね。(^_^)

    • B級釣り名人 より:

      Takaさんへ

      お久しぶりです。
      7月11日に埼玉を出て、妻実家宅に5日間ほど厄介になりました。
      その後、以前より行きたいと思っていた「津軽」へ一泊旅行で足を伸ばしました。
      18日には、埼玉の自宅に帰ってきたのですが・・・。

      「よしブログ書くぞ!」と力んだら、myPCが駄々をこねた。
      修理に出しました。まだ戻ってきません。
      しかたなく、長女宅に来てPC借りて更新してる状態です。

      >そろそろ大津の海も、恋しくなっているんでは
      >ないでしょうか。w

      そうなんです、恋しくて恋しくて日曜日行ってきました♪
      これから鮎子(長女)のPCでUPしますので、見てくださいネ。

      釣りは相変わらず気ままにしているが、PCトラブルでまいっている釣り師より

  4. Macchi より:

    こんばんは。

    Heavysizeさんのように、漁業組合のサイトを見ていないので、状況はよく分かりませんが、Heavysizeさんが調べて下さった感じでは、魚種によって状況が違うようですね。

    ただ、同じ川で基準越えの魚種が出たら、他の魚種も…なんて気にもなりますよね。

    釣り人が、全てネットをやっているわけではありませんし、そこらへんの状況を、誰でももっと簡単に周知出来るようになればいいですね。

    雑誌『釣り情報』で、東京湾のモニタリング状況を載せるようになったのも、売り物の魚はちゃんと検索対象なっているのに、遊魚は対象になっていないからというのが、一つの理由だそうです。

    例え遊魚でも、そこで生活している人達、遊んでいる人達がいる以上、対応をしっかりして欲しいですね。

    • B級釣り名人 より:

      Macchiさんへ

      こんにちは

      >ただ、同じ川で基準越えの魚種が出たら、他の魚種も…なんて気にもなりますよね。

      同じ川に住んでいて、この魚はいいけど、この魚は危ないなんて基本的にないんだと思います。
      多かれ少なれ危ない。
      この川は良くてこの川は危ないも、基本的に言ったないと思っています。
      空も水もみんな繋がっていますので。
      全ての川の全ての魚を、調べるのは難しい・・・

      水俣病の患者さんたちが何年も苦しんでいても、何も学ばなかった私たち日本人。
      釣りバカの釣りキチにすぎませんが、そんな気がしております。

  5. sugara より:

    ごめんなさい、不正確な情報でお手を煩わせてしまいました。
    ご指摘の通り、気仙川のイワナ、ヤマメの採捕は問題無いようです
    参考
    http://www18.ocn.ne.jp/~itnaisui/data/20120511kasen.pdf
    http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=38039

    鮎について役所勤務の友人に聞いたのですが(正式に県に問い合わせたわけではありません)、解禁前の調査では問題なかったが、放流直後なので当たり前といえば当たり前。7月末にもう一度検査する予定で、結果を戦々恐々と待っているとのことでした。

    磐井川で鮎釣り、できることを祈ってます
    (磐井川も、もう少し綺麗になるということ無いのですが・・・)

    • B級釣り名人 より:

      sugaraさんへ

      こんにちは

      貴重な資料、ありがとうございます。

      放射能ですから、一度広がったものがすぐに無くなると言う事はないと思いますが、
      検査して基準以下と出れば、安心の目安にはなります。
      私なんぞは、遊びで釣りをしているのですが、
      たとえば関東で言うと霞ヶ浦の天然のウナギが×だそうです。
      漁を生業としてきてプロの漁師の方が、「漁をしたくてもできない」んだそうです。

      岩手で水質ワースト1の磐井川。でも本流の北上からアユが上ってきたりする。
      一昨年の6月に他界した義弟が、二高裏の穴場を教えてくれ「旨い!」と喜んで食べてくれたアユです。
      そのアユが、今年も釣れるものなら釣ってみたいんです。

      重ね重ね、貴重な資料ありがたかったです。
      東北はアウエーで事情が詳しくわかりませんので、
      これからも何か気づかれたことがあったら、よろしくお願いいたします。

        感謝感謝の釣りキチより

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