神流川アユ釣り行「土用隠れか？」の巻

８月７日（水）、神流川の釣果です。型は２０～２２ｃｍと良型です。夏の渇水＆高水温で、いわゆる「土用隠れ」でしょうか。元気に泳がせないと、なかなか追ってこない。ではでは、その難しかったアユ釣りの詳細を・・・

早朝４時３０分、「朝の修行」で飯能市街へ行く

本当でしたら、５時に修行場所に行き、６時まで座っている予定でした。前日の夜、「明日、釣りに行きたくなった。顔を出すだけでいいか？」、と妻にお願いした。早朝、「おはようございます（さようなら）」、と挨拶し、飯能の街中から神流川を目指す。

途中、「滝不動尊」にお参り

【滝不動尊】　　　　　　　　　　　　　　　　【先祖供養のロウソク】

怪しいです、まさかの「大漁祈願」か？いえいえ、先祖供養です。１００円でロウソクを買い、しっかりと供養しました。お不動様は、怖い方です。ヘダラこいでいると、ビシッと叱られてしまいます。「ヘダラこかないで生活します」と誓い、本日は「山伏峠」越えではなく、国道２９９の正丸トンネル越えで神流川を目指す。

全長約２ｋｍの長いトンネル。久しぶりに正丸トンネルを通過した。

７時前に、セルフなオトリ販売所「黒沢」着

黒沢さんがいました。「今年は釣り客が少ない」から始まって、「キノコ取りは、やらないんか？」と、本日はキノコの話をたっぷり聞かせてもらいました。「バカマツタケ」と言う、マツタケと似た美味しいキノコがあるそうだ。

勝手に（セルフで）オトリを２尾すくい、まだ誰もいない上野村役場の下の瀬に行く。

上野村役場の下の瀬

陽が昇るのが遅くなったのか、私の来るのが早いのか、まだ日は差していません。

忘れて置き去りにした「竿立て」があった！カーテンレールに針金を取り付けた代物です。誰も持っていかない。持って行く価値がない？無事回収できて、ちょっと嬉しい気分だ。

【上のトロ瀬】　　　　　　　　　　　　　　　【大石点在の下の瀬】

釣り開始。見た目バッチリの下の瀬には、もう騙されない。一見つまらない感じの上の流れに、オトリを泳がせる。

一時間ほど丁寧にオトリを泳がすが、野アユは突っかかって来ない。時間がまだ早すぎるのか？まだ元気なオトリだが、２尾目のオトリに代えて、再び上を泳がす。

やっときた野アユ！

もうこれ以上は移動しないと竿が届かない所まで、泳がせました。本日の１尾目が、やっと掛かった。２０ｃｍ程の、オトリに最適のアユです。この後、２尾追加しアユが５尾になった。これだけ居れば、本日の釣りが成立です。

１０時にブランチを食べる

久しぶりに妻お手製のお稲荷さんです。「今日のは良いできだ」、と言っていただけある。お揚げがジューシーで、味付けもバッチリだ。やっぱり、釣りには、お稲荷さんがベストマッチです。

後半戦、２２ｃｍのアユを３尾追加

キラキラとアユがコケを舐めていて気になるので、試しに下の瀬も泳がせて見ました。オトリアユは元気で泳ぐんですが・・・流芯だけでなく、全て居そうな所は、泳がせるんですが・・・来ません。

午前に散々泳がせた上の流れを再び狙う。オトリ缶から一番元気そうなアユを取り出して、静かにゆっくりと居そうな所を攻める。

鏡のような水面ですが、所々に大きな石が入っている。がツンッ！と来ました。大きいアユなので、抜かずに引き寄せて取り込んだ。「上手く泳がせるもんだな」、と下で釣っていた方に褒められてしまった。

２２ｃｍの生きの良いアユに代えて、さらに２尾、３尾と調子付いてしまった。追いがとまった所で、本日の神流川は終了です。

最後に一言二言・・・

• 大渕で河原遊びをする家族。釣りキチ三平の漫画ではないが、淵でバシャバシャとやってくれるのは大歓迎です。淵にいたアユが浅場に出てくる。
• 朝７時から午後３時までやって、わずか６尾の釣果です。
• オトリを引きずり回して弱らしてしまうと、まず追ってきません。
• 泳がせぶりを褒めてくれた方。熊谷から来た、かなり神流川通の方です。その方いわく、「オトリを入れると、野アユが逃げていってしまう」、と言っていました。
• １０月の３０ｃｍ近くに育ったアユが面白い、とも言っていました。それを３匹、４匹かけば、もう十分な釣りだそうです。

岸から泳がせて静かに釣る神流川のアユ。渋い状況はまだまだ続きますが、通い続けそうです。ではでは・・・