大アマダイ&吹き下ろしの西風恐ろし(福浦二日目)の巻
11月17日(火)、福浦・エトーボート発、二日目の釣果です。アマダイ1尾(34㎝)、カイワリもちゃっかり1尾、ちびキダイ3尾。朝9時半に、吹き下ろしの西風にて撤収でした。
ではでは、「大アマ&恐ろしやの西風」の詳細です・・・
朝焼けを見ながら本日も漕ぎ出す
二日目も朝焼けが見事だ。ただエトーのオジサンの「吹き出したら、すぐ戻って」と言われた言葉が気になる。「今日は吹く予想なんですか?」と、本日の天気情報無しなので聞いてみた。「雲が変だから・・・」と言われた。
長年福浦の海と付き合っているボート屋のオジサンの言葉だ。肝に銘じながら漕いでいく。
昨日の雲と今日の雲
【昨日(16日)の空】 【本日の雲(17日)】
西に当たる湯河原の空を、じっと見ていた。山並みに沿って、横長に雲が立ち込めている。この雲をみて、「吹くかもしれない」と思ったのか、などど勝手に想像していた。
沖の水深80mラインまでは、やや西風が強くて漕ぎ出せない。尻掛浜にすぐ戻れる位置で、なんとちょい足しビシ仕掛けで、カワハギを試してみる。釣れたのは、エソが2尾だけだ。
パラシュートアンカーのロープが切れて、一度浜に戻る。ベストのパラシュートを見つけ、これでもかと縛り付け、再出発する。
凪ぎいて来たので、本命の水深80mラインへ
8時、吹いていた風が治まってきた。定置網のちょっと先まで漕いでいき、いよいよ本日の本格釣り開始だ。
ウイリーちょい足しの3本針に、パーファクトでキダイが釣れた。縁起のよい魚だ。これでまたアマダイが来るかも・・・
残っていたコマセを使っているシーグレイスの竿先が、クンクンと良い引きだ。アマダイのようでアマダイではないような・・・最後までクンクンと元気だ。ヤッホー!です。釣りたい魚ベスト3位に入るカイワリが水中に見えた。心中穏やかでなくなった。渓流用タモで、慎重に掬う。
コマセを詰め、更なる2尾を求めて、仕掛けを落としこむ。
こんな仕掛けに掛かって来た
アジで使う30号のアミ用のビシが、売るほどある。福浦の水深80mの世界では、あまりにも軽いので、40号のオモリをビシの中に入れた。30号+40号=70号。
この仕掛を落とすと、更なる大物カイワリ(?)が来た!と思った。カイワリが赤い?タモタモタモ!
34㎝もある大アマダイ♪大喜びしたものの、喜びに浸っている場合ではなくなった。西風が吹き出した。ボート内に、このアマダイも釣った仕掛けも放ったらかしたまま、撤収だぁ!
「恐ろしや」の吹き下ろしの西風
デジカメで撮るかと、ちらっと頭をよぎるが、オイオイ、そんなことやっている場合じゃない。久しぶりのマジ漕ぎです。浜までは、かなりの距離がある。風も段々と強くなる。真鶴半島の方に流され、岸近くなると三角波でボートが振られ漕ぎにくい。できるだけ波が入らないような漕ぎ方をするが、ザバーっと一度波をかぶってしまった。かき出すほどではないので、岸から離れるように必死に漕ぎ続ける。1mそして1mと僅かだが、確実に前に進んでいる。
30分ほど漕いだでしょうか。ノドがカラカラなのに気づく。ペットボトルのお茶を少し飲み、よし!と気合を入れ直す。そして更に30分ほど漕いだ。尻掛浜が目前に見えてきた。勇気100倍で、再びパワーが湧いてきた。
オジサンの第一声、「よく戻れた。良かった」。私、「漕げば、少しずつでも進むんで・・・」。時計を見ると10時半だった。道路に出るまで、いつもヘイコラ言う最後の心臓破りの坂が待っているが、不思議と苦もなく登っていけた。車の置いてある駐車場まで、オジサンに送ってもらい、何事も無く釣りが終えた喜びに暫し浸る。
福浦の連ちゃん釣りを振り返って・・・
尻掛浜から5分ほどで行ける真鶴港です。ここで海水をクーラーに補給したり、オニギリを食べたりする。
- ナメたらあかんぞの福浦の海です。
- エトーボートのオジサンの朝の話があって、ためらうこと無く、即行で避難できました。
- ボート内の清掃や点検は、全て自分の目で確かめるボート店です。
- その昔、仮屋ボートで「自分で出たからには、自分で帰って来い」と言われたのを思い出す。
- 懲りずにまた行きたくなる。福浦の海&魚は、やっぱり魅力満載だ。
これにて福浦連ちゃん釣り行は終わりです。ではでは・・・
こんにちは。
おお~!手に汗して読んでしまいました。
私も福浦では2度ほど西の突風を経験してます。
2度目は先生と一緒の時でしたね?
17日の天気予報は南西の風3mでした。
でもあそこは南西の風の通り道になるんで、突風になります。
真鶴半島の反対側では全然大したことないんです。
それと半島の岸近くは危険です。波が立ちますし、暗礁もあります。
2度目は私も岸近くまで流されて、怖い思いをしました。
しか~し、それでも行きたくなる福浦!
アマダイも30cmを超えると引きが違います。
そのアマダイを求めて土曜日出勤します。
どーか南西になりませんよーに!
土曜日だけ予想気温が高いんで、ちょっと心配(笑)。
腰さんへ
こんばんは
福浦の西吹き降ろしの洗礼は、確か去年の福浦二回目だったと思います。
撤収の風か?と思っていた時、
腰さんから携帯での警告を頂いたのを今でも思い出します。
ものの数分で突風の中でした。
二回目でしたので、一回目より多少、落ち着いて対処できました。
※また再び、福浦は西風に注意しながら釣らなくちゃと、
身を引き締めました。
PS 土曜日ですか・・・どうしましょうw
マジ漕ぎで、お尻が擦り切れています。
完全に治ってからかな?
福浦の、吹き降ろしの西風
あれにやられたのは昨年でした。
半島からの風が吹き始めたら撤収すると決めていて、風を感じてから3分程度で白波です。
漕いでも進まず、ボートは真鶴半島の岩場にグングン流される。
ボート屋からは見えない位置に流されるし、そもそもボート屋からのレスキューは全く期待出来ない。
これで、まともに漕げないボートなら、アウト!です。
実際、アウトになった人がいるだけに、魚影が濃く、ボートでアマダイが狙える稀な場所ではあるのですが、この西風だけには心していないと取り返しのつかない事になりますね。
そんな中でも、34cmのアマダイにカイワリですか!
これは、また行きたくなる魔性の場所ですね。
ananさんへ
こんばんは
ananさんが書かれているコメントと、全く同じ状況でした。
ボートがしっかりと漕げる物だったので、必死で漕ぎました。
変なギコギコボートだったら、半島にぶつけられ、這い上がって陸に上がるしか無いと思います。
ハードな西風を経験したら、福浦は安全に次ぐ安全での釣りに心がける。
かけがえのない命を、お一人でなく落としている福浦。
もう一度、気を引き締め直して臨みます。
気をつけていても、風の吹き出しが確かに早い。
あっという間です。
もっともっと気象状況を知っておき、
危険な日は、東方面の沖にでない。
これしかないと思います。
こんばんは。
2話連続読破しました。
まさかのエトー2連ちゃん(笑)
イナダまでゲットして初日は楽しい釣り、裏山です。
もうアマダイの季節、冬がやってきてる、1年は早いですね。
自分もKNZ、O2の宿題を終わらせて冬の福浦に向かいたいです。
手に汗握る西風、福浦凪っているとあまり想像できませんよね。
私はまだ経験していませんが漕げないボート考えただけでも恐ろしや~。
おつかれさまでした(^^)/
buruさんへ
こんばんは
どうにかやっと浜に戻れた今回の釣りです。
福浦の吹き降ろし風の恐ろしさは、ananさんに聞いてください。
腰痛持ちさんにも聞いてください。
大津の当然の南突風も怖いが、石田ボートなり、
他の船が助けてくれそうと言う安心感があります。
福浦は、それがない。
そして険しい岸壁やら暗礁やらが待ち構えています。
遭わないに越したことはないが、
西が吹いたら(吹きそうな時は)、すぐ撤収です!
PS 仰るとおりで漕げないボートでこの風にあったら、
もうどうしようもありません。
先生今晩は。
西風恐るべしですね。(°Д°;)
雲行きで風が読めるって凄過ぎです。
自分にはどれ位の風の強さでボートが漕げるのかさえ解ってないので・・・。(^^;)
しかしやりましたね。アマダイ34cm羨ましいです。(>0<)チビチダイも釣れましたか。
青い3298さんへ
こんばんは
自分の漕ぐパワーで、どのくらいの風でも大丈夫かは、
実際体験するしか無いですよね。
漕いでも漕いでも進まない。
漕がないと、どんどん流されていく。
これが怖い。
いつも危険と裏腹の手こぎボートだと、
肝に銘じながら今後も楽しみたい。
PS 34cmは自己最高のアマダイで、嬉しかった。
今、自分のブログを辿って調べてみました。
あれは昨年の12月30日でしたね。
一瞬にして突風、白波が立ち皆が騒然としました。
助けに出たオヤジさんの船のスクリュ-が止まってしまい船を放棄して、びしょ濡れで峠を歩いて戻ってきたのを覚えています。
岩場に乗り上げたボートもありました。
先生が必死に漕ぐ姿が今も目に焼き付いています。
(すみません、一番遠くでまだしつこく釣っていた私は
オヤジさんにどやされ壊れる前のボートに曳かれて戻りました。)
一人ではさぞかし心細かったことと思います。
福浦の西寄りの風は質が悪いですね。
お疲れさんでした。
五目さんへ
こんばんは
二日目は、打って変わってこんな状況でした。
去年の12月30日でしたか。
私には、吹き降ろしの西風初体験でした。
ボートの状態や援助態勢といい、
こりゃあ、本当に自分の身は自分で守らなくてはと思いました。
今回は、五目さんや腰さんも居なく。
「太平洋(福浦の海)一人ぼっち」状態でした。
安全第一、無理は禁物!こう言い聞かせて、
楽しい釣りになるようにしていきたいと思います。
こんばんは(^^)/
2連チャンの釣行、お疲れさまでしたm(._.)m
無事に帰られたので胸を撫で下ろしました。
雲行きを読むボート屋さん、エトーの親父さんも流石ですね(*^^*)
毎日見てると分かるようになることもあるんでしょうね。
色々と問題はあれど、この甘鯛が釣れたら、あらゆる問題は頭から抜けて釣果並べて私ならニヤついてしまいます(^^)
先生の釣った甘鯛が抱卵しているか楽しみです。
産卵期が終わったら私も参入します。
また、新しい企画を考えてますので、お付き合いのほど宜しくお願い致します(*´ω`*)
APさんへ
こんばんは
釣りは先ずは安全で無事が第一ですよね。
軽い怪我程度でしたら良いが、
命に関わるようなことだと、本末転倒です。
この安全さと、細部にとらわれない大らかさを持って、釣りを楽しみたいですね。
アマダイでしたが、前回のアマダイは卵を抱えていました。
34㎝のアマダイは、まだ食べていませんww
PS 新しい企画をI’m looking forward to joying itで待ってます♪
先生、おはようございます。
既に2話目もアップされていましたね^_^;
いやぁ、こりゃ怖いっす。
先生が本気漕ぎでその状態とは…
大津の南風で怖い思いをしたのを思い出ます(=o=;)
だからこそ福浦は行きたくても一人では行きたくないんですよね。
どなたかいないと怖くて行けません。
私も21日の土曜日を考えています。
腰痛持ちさんが行かれる様ですが、先生はどうでしょうか?
先生の様な見事なアマダイを狙いに行きたいです。
Heavyさんへ
こんばんは
福浦を良く知っている人と行くのが得策ですね。
危険をさっと察知できる釣り人といると、気持ちも楽です。
21日の土曜日ですが、まだ尻が痛い。
マジ漕ぎで、デンブに擦り切れができてしまった。
これがちょっと落ち着いてから、また釣り行を考えます。
(曳航してもらえる相模湖のワカサギならできるかな?なんても考えたりですがw)
今度の土曜日は、悶々としながらH&Yさんの釣りを名栗の地より見守りますぅ
お疲れ様でした。
福浦連チャンときいてうらやましいな~と思っていましたが、二日目は勘弁ですよね~。
最近の福浦、ちょっとはボートの整備がマシになってきたような気がしますが、それでも漕いでいる途中でオール止めがいきなり壊れたりするので油断できませんが、岸からの西風のときにそういうアクシデントがあるとそこで人生が終わりそうで怖いでーす。
安全第一で楽しい釣り。
これが一番大事だなとつくづく思いました。
芋さんへ
こんにちは
確かにエトーボートが多少修理されているところもありました。
水が漏るのと、オールドメの破損は勘弁して欲しいですね。
吹き降ろしの西風と更にオールがバキッとなったら、
本当に為す術がありません。
遊びの釣りで、人生を終わりにしたくないです。
PS 次回は、福浦は怖いので伊東に行きたいと思います。
次回って明日(土曜日)ですがw
(デンブがまだ完璧でないので、漕がなくて良い伊東です♪)
先生こんにちは
2日とも、すごい釣果ですね!
福浦は華やかな魚がいっぱいですね(^ ^)
先週スーパーに行き、アマダイやホウボウ見ました。
魚の見た目も華やかですが、値段も華やかでした。
福浦は風が危険ですが、釣れる魚もすごいですね!
釣りユキさんへ
おはようございます
危険な福浦、色々な魚が釣れます。
それで、行きたくなってしまいます。
私も東伊豆のスーパーで、
アマダイやらオニカサゴが売られているのをみました。
確かに値段が華やかで、買ったらそんな値段なんだとビックリでした。
先生最近大津で会いませんね。と思ったら福浦遠征中でしたか、この前サバ泳がせてブリ釣りましたよ。6キロのブリワラかな?今年は10キロ大が泳いでいますよ。狙ってください。甘鯛もええな❗
関根夫婦さんへ
おはようございます
この所大津はすっかりご無沙汰です。
アジを釣るのに多少飽きてしまった。
10キロのブリ級は魅力的です。
近々行ってみますww
石田丸さんに、「あれ、誰?」とか言われそう。